武器よさらば


私が政治を志した直接のきっかけは、「私の原点」のページにも書いているとおり、カンボジアでの平和構築活動にある。
内戦の爪あととしてまだまだ蔓延する小型武器を回収するというプロジェクトをゼロから作り上げ、そして実際に1万丁以上の小型武器を回収してきた。
日本初の小型武器対策支援チームも設立し、日本の平和構築分野をリードしてきた自負がある。
現場での活動もさることながら、本当の平和な世界を作っていくためには政治等大きなシステムを変えていく必要を感じ、また日本の外交姿勢に問題意識を持ち、政治の道を志し政経塾に入塾した。
そして2005年にカンボジアのプロジェクトは後進に譲って帰国したわけだけど、みんなよくやってくれた。
6月そんなJSACの活動が15日の朝日新聞一面に、彼らの取り組みが紹介されました
 回収した武器を使ってモニュメントを作りたい
 そのモニュメントをカンボジア人たちが見て、平和への気持ちを強くしてもらいたい
プロジェクトの開始当初からそう望んでいたが、いよいよ実現できそうで非常にうれしく誇りに思った。
しかしそんななか、つい先日プロジェクトの運営を任せた後輩から、第1・第2フェーズと続いてきたJSACのODAプロジェクトの第3フェーズ延長断念の連絡が入った。
全体的なODA予算の削減方針と、カンボジアにおける社会状況の変化が理由だろうとのこと。
日本の外交、特にODA分野の最前線で活動してきた経験から、日本のODAのあり方にも問題意識を持っています。
プロジェクトの終了は残念ではありますが、仕方のないことです。
ここまでプロジェクトを引き継いで大きくして来てくれた日本人スタッフたち、私がたった一人で赴任した当初から一緒にプロジェクトを支えてきてくれたカンボジア人スタッフたち、共にこのプロジェクトに携わり大きくしてきた仲間たち、立ち上げのために一緒に戦ってくださった外務省関係者の方、共にプロジェクトを進めてきたカンボジア政府、その他関係各位に心からお疲れ様といいたい。
2001年から現在までにJSACが回収した小型武器の数は3万丁に迫る。
これだけの実績を上げている団体はいまだかつてないはずだ。
特に日本には、小型武器に関する啓発活動をする団体はJSACのあとに出てきたものの、実際に回収活動をメインにする団体はほかにない。
少なくとも、それだけの数の小型武器をこの世の中から消滅させた功績には、誇りを持ってもらいたい。
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