静岡舞台芸術センター

県民委員会の視察2日目は、浜松市西部清掃工場を視察したあと、静岡市に移動し(財)静岡県舞台芸術センター(通称SPAC)を視察しました。

宮城聡総監督からお話を伺いました。


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中学生、高校生を対象に舞台芸術鑑賞事業を行っていて年間32000人の生徒に舞台芸術を鑑賞してもらおうという壮大な計画をお持ちの監督です。

 

監督のお話を伺ったあと、ちょうど中学生が鑑賞にやってきていたので、私たちも一緒に鑑賞させていただきました。

演目は「ロビンソンとクルーソー」。

先の大戦中に無人島に漂着した日本人兵クルーソーと、韓国人ロビンソンが、最初はいがみ合いながらも友情を確立していくという話で、笑いありの演劇で中学生も大盛り上がりでした。

私も楽しませていただきました。

 

ただ、一点だけ気になったことがありましたので、監督もいらっしゃるところでSPACに指摘をさせていただきました。

それは、この演劇を鑑賞した子供達とその保護者に向けて配布されている冊子についてです。

 

「演劇を百倍楽しむ方法」として、この演劇の背景を説明している箇所がありますが、そこにこんな記述がありました。

「竹島は韓国の領土であると日本側も認識していたと見なせる記録があり、日本の領有宣言後、竹島問題は曖昧にされたまま、現在に至っています」

これを子供達が読めば「竹島は韓国領土なのに日本が曖昧にしている」と読まれかねないと指摘しました。

 

また、「韓国と日本の新しい歴史のために」として歴史認識についての記述もありましたが、そこには韓国の教科書が日本の"侵略"について記述しているものを引用してありました。

日本の子供達に対する教育であるはずなのに、日本がどう認識しているかは記述せず、韓国の教科書の記述だけを載せているというのは、歴史の正当性や認識以前に、公平性にも欠けていると指摘しました。

そのうえで「日本が征服したときで日本に反発する気持ちが芽生えるのは当然のこと」とも記述されています。

もちろん、意図としては特定の歴史認識を押しつけるというものではないことはよくわかりますが、結果的にそうなってしまうことを危惧します。

 

私は以前から主張しているように、自虐的な歴史観が蔓延することには反対です。

自らが生まれ、自らが育てられた国や社会を、好きになれないように教えるのは不健全だと考えます。

これは決して、歴史を正当化し自国に都合のいいことだけを勝手に教えればいいということではありませんが、歴史とは本来国の数だけあるものであり、他国の歴史認識をそのまま受け入れることの危険性は十分認識しなくてはいけません。

 

今朝、この冊子を作成したSPACの専務から、「子供が演劇を理解する手がかりになればと作成したが、指摘されれば確かに誤解を受けかねないので、歴史認識などに関わる箇所は一切削除する」という説明を受けました。

受け止め方は観た方にお任せしたいとのことでした。

私もそれでいいんだと思います。

演劇自体には特定の歴史認識はみられませんでしたので。

 

SPACが行っていること、宮城監督の情熱、演劇自体の内容などにはまったく異論はありませんし、むしろ賛成する部分も多くあります。

演劇が教育に果たす役割は大きいと考えていますので、なおさら配布物などにも留意していただきたいと感じました。

静岡県は予算はじめ大いに関わっているわけですし。

 

いずれにしても静岡県民にとって演劇がより身近になるということは意義深いことなので、是非皆さんにも足を運んでいただき、たまには演劇を鑑賞していただきたいと思います。

 








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