二つの祖国

8月18日から21日まで、束の間の休日をいただきました。
4月の当選後はもちろん、その前から考えてもいつぶりかと思うほどの久しぶりのオフ。

松下政経塾入塾前に4年間小型武器回収プロジェクトを行っていたカンボジアに久しぶりに行ってきました。

6年ぶりのカンボジアでしたから、街の様子や人々の暮らしがどれほど変わっているのか非常に楽しみでした。

到着してみると、街の雰囲気はだいぶ変わっていました。
家のつくりや雑踏の様子など、細かな点をみれば全く変わっていないのですが、全体の雰囲気がずいぶん変わったなーという印象。
特定の建物や場所はすぐのわかるのですが、そこから違う場所への方向感覚がまったくつかめなかったことに、普段どの土地でもあまりそういうことがないので驚きました。

良く良く考えてみれば、おそらく6年前から変わらぬ風景の中に、所々今まではなかった近代的で巨大な建物が混在しているからだろうなと思います。

今回の滞在では、在住中に仲良くしていた友人や仲間たちとも会うことができ旧交を温めてきました。

滞在中からずっと仲良くしている兄弟がいるのですが、彼らは内戦中に日本に亡命してきたカンボジア人で、彼らから祖国カンボジアともう一つの祖国である日本についての思いを聞かせてもらったのも、実は初めてだったかもしれません。

亡命してきた自分たちに当然のように教育を受けさせてくれた日本、自分たちを育ててくれた日本を愛しているから、今の日本の現状に強い危機感を持っていると。
このままでいいはずがない、政治がしっかりしないと。
お前はそのために政治家として活動しているのではないか。
自分たちができない分もしっかりやってくれ。
と強くハッパをかけられました。



民主党の代表前が目の前に迫ってきています。
誰がなるか、も重要ですが、なにをするか、がより問われます。
政治家は一人一党の志と信念ーを持ってことに当たらないといけない。

この期に及んで誰がなると自分の選挙に有利だとか、自分の党が政権を取るもしくは維持するためにはどうなるべきかを考えている国会議員の方にはぜひご退場いただきたい。


よく、今後の政局はどうなるのか、と聞かれますが、そこに拘泥されないようにいようと思っています。
以前、私も師と仰ぐ山田宏元杉並区長に日本の行方を伺ったことがありますが、こう言われました。

どうなるかを予想している暇があったらどうするかを考えろと。

まさにその通りですね。

私の愛読書の一つである「燃えよ剣」の中で土方歳三も同じようなことを沖田総司に言っているのを思い出しました。
「男子の思案とは、どうなるかではなくどうするかを考えることにある」


政治の道を志した原点でもあるカンボジアで、また色々なことを考え、さらに志を太くして帰ってきました。



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