会派内派閥「直諫の会」結成

2019.10.24

本日2019年10月24日、会派内グループである「直諌の会」を立ち上げました。

私も設立前の勉強会当時から活動を共にしてきただけに、大いにやってやろうという意気込んでいます。

この会派内グループは、緩やかな勉強会ではなく、野党にはなかったいわゆる派閥を目指しています。

すなわち、①他グループとの掛け持ちはせず腰を据えて活動すること(正会員のみ。特別会員は掛け持ちできます)、②落選中のメンバーも含めて助け合い共に高め合うこと、③一致結束すること、を目指しています。

3期以下の若手メンバーで、ほとんどが非民主党にルーツがある議員です。

「政権が行きすぎたら政権交代が起きる」というまともな二大政党制を日本に築くためには、野党はまとまらなくてはいけません。

日本のマスコミは、野党がまとまろうとするとすぐに「政策がバラバラではないか」と言いますが、自民党内も政策は実にバラバラです。しかし、自民党は大いに議論して、決まったらまとまる、という文化を持っています。これが自民党の強さです。脱原発を選挙公約に掲げて当選した代議士が、経産大臣になれば自説を引っ込めて従うというわけです。

一方で野党は自分の意見が通らないと外で文句を言い、やがては分裂するという歴史を繰り返してきました。これが野党の弱さです。

そうした過去を乗り越えて、まとまっていこうと今回会派の合流がありました。

これには私は大賛成です。

するとマスコミは今度は「民主党への先祖返り」「帰ってきた民主党」とレッテルを貼ります。

確かに、民主党政権時代に中心で活躍された先輩たちが会派の要であることは間違いなく、先輩たちのご経験と見識がなければ政権交代などできません。ただ、あの頃の民主党政権からすでに7年が経ち、考え方も、メンバーも、党内の雰囲気も、当時とは変わっているのです。

その代表的な違いの一つは、私達のような当時を知らない新しいメンバーも加わったということです。しかも、この7年間は自民党一強と言われ、野党には非常に厳しい時代でした。その厳しい時代に選挙で勝ち上がってきた若手がいる、ということは、先輩たちの見識に加えて一つの武器になるはずです。自民党と名乗れば下駄が履ける、自民党の3期生以下とは大きく異なります。(私はギリギリ比例復活なので先輩に学び近づきます)

直諌とは、貞観政要からの言葉で、身分が高い相手に対して言いにくいことでも真っ直ぐに言うということです。

徳川家康公も「直諫は一番槍より難し」と言ったと伝えられています(直諌する者は、勇猛な一番槍の者よりも尊ぶべき)。

我々若手議員が、党の先輩達に臆せず物申す、という意味合いもそうですが、主権者である国民に向かって、耳触りの悪いことでも真に大切なことを発信していこう、という想いを込めています。

政治家が聞こえのいいことばかりを言い主君である国民の未来を危うくさせるのは忠臣のすることではありません。国民の皆さまにより良い未来が開けるように、言いにくくても大切なことを言っていこうと、私たちは考えています。そして、党内、会派内では、先輩たちに直諫し、一つのエンジンになっていきたいと思います。

幸いなことに、先輩方からも「いいじゃないか、どんどんやりなさい」と背中を押していただきました。決して自分たちの意見が通らなかったから離党だなんだと言わず、とことん議論し、いざ決まったら潔く従う。文句を言ったり遠心力を働かせる前に、自分たちが多数派を取るように精進していきます。

今日の記者会見にもたくさんの方にお集まりをいただきました。

ぜひ、直諌する若手のエンジンにご注目ください!

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それでは、また。

 

 

 

源馬謙太郎
源馬謙太郎(げんまけんたろう)プロフィール
国民民主党 衆議院議員・静岡8区・元静岡県議会議員。
1972年浜松市生まれ。成蹊大学卒、Centre College卒後、American University 大学院にて国際平和と紛争解決学修士号取得。帰国後、小型武器問題専門家としてカンボジアでプロジェクトを立ち上げ12,000丁の武器を回収。
松下政経塾を経て静岡県議会議員(2期)。2012年、2014年衆議院総選挙に立候補するも次点で惜敗。比例復活まであと270票という悔しさをバネに、2017年初当選(比例東海)。
 
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