お粗末過ぎる、地方へ丸投げ

2008.11.14

なんともお粗末なことになりました。
定額給付金。
皆さんも報道等でご覧になって、唖然とされているんじゃないでしょうか。
所得制限を設けるか、その手間をどうするか、ということで紆余曲折していたわけですが、結局市町村に丸投げというお粗末さ。
政府与党の責任放棄以外のなにものでもありません。
麻生首相は
「だって地方分権でしょ?」
と開き直っていましたが、その認識もひどい。
例えば、それだけの財源を地方に渡し、使い方は地方に任せるから景気刺激を
というならわかります。
地方の特徴も出せ、困難は伴いますが地域に任せる意味があります。
しかし、定額給付金という使い道だけは上から決定し、所得を把握したり、実際に交付したりの事務作業だけを地方に委託しても、それは地方分権とはいいません。
単なる手間の押し付けです。
私は最初から、(もしやるのなら)所得制限を設けずにやる以外ないと考えていました。
これはあくまで、麻生総理が経済対策としてどうしても定額給付金をやるといって聞かないなら、ということです。
経済対策、消費への刺激策なら、所得制限なんてつけるべきではありません。
一方、もしこれを、生活支援と位置づけるなら、所得制限は当然設けるべきです。
ここがあいまいだからこんな結果になるわけです。
今のままでは景気対策としても不十分、生活支援としても中途半端なものとなります。
出だしから失敗だったわけです。
 
 
今回の件には、あきれ返りました。
政府与党がこれではダメです。やはりそろそろ政権交代が必要だと自らアピールしたようなものではないでしょうか。
 
民主党の長妻衆議院議員がすばらしいことをいっていました。
「こういう大切な課題は、党派を超えてお互いのいい政策を協力して実現していきましょう」
と。
まさにそのとおりです。
自民党が出している経済政策の中には、いいものもあるんです。
例えば太陽光発電の設備導入への補助金増額など。
こういうところは民主党も協力するから、こんな変なお粗末な定額給付金は民主党が主張するようにきっぱりあきらめていただき、我々民主党の案にも乗ってもらえないもんでしょうか。
 
そうすれば国民の皆さんにも、党利党略が目的ではなく、真に日本のためが目的だとわかっていただけるのではないでしょうか。
 
 
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