学校が果たすべきこと

2009.01.14



 

今日は文教警察委員会の県内視察。

東部中部西部と、年間を通してバランスよく視察するため、今回は西部地区で浜松駅集合でした。

 

まずは西部運転免許センター。

実は、昨日ここで免許更新したばっかりです・・・

この地域の外国人が多いという特徴もあって、センター内のアナウンスにもポルトガル語も入るし、教習所に通わずいわゆる一発試験を受けに来る外国人の方がたくさんいました。

それでも今日は少ないほうだそうです。

 

ちなみに、一日の最高来場者のギネスをこの西部運転免許センターが持っているそうです。

上の写真は講習を受けるひとつの部屋ですが、裕に300人は一度に講習を受けられそうでした。

 

その後は湖西市立鷲津小学校に。

ここも1000人の全校生徒のうち120人を超す外国人児童生徒が通う、非常に特徴的な学校です。

昨年も連合静岡の皆さんと視察に訪れましたが、やはりいろいろと難しい問題が多いです。

私はかねてから、学校に入学させる前にプレスクールに通うシステムを作り、それを義務化して少なくとも読み書きだけはできる状態で学校に入学させるべきだと考えています。

この考えも、もともとはこの学校を視察した際に感じたことが発端です。

 

そして今日特に印象的だったのは、学校は果たして、この「外国人生徒が多い」ことをどのように捉えているのか、ということです。

外国人の子供でも日本で暮らすために同じように教育を提供しいい大人にするために教育しているのか、ほとんどが派遣社員の子供で一時的な就学だという現実を直視し教育を義務的に提供しているのか、それともこの現状を学校の特徴と前向きに捉え例えば日本人の生徒も含め国際色を出した教育を目指しているのか・・・

学校経営理念や教育理念の説明も受けましたが、「外国人生徒が多い」というこちゃそれに関連することは一切ないので、率直に校長に伺ってみました。

 

現状では「文化」や「国際教育」などというところまではいかないが、理念としてはこの子供たちが日本にこれからもずっといるだろうという前提にして教育を行っている、とのことでした。

 

もちろん、学校側はそうやって努力をし、子供たちのためによりよい教育を、大変な現状の中目指しています。

こうした現状も考えて、学校にすべてを任せるという現状に非常に疑問を感じます。

 

例えば、家庭訪問だって、学校側は外国人の家庭にも分け隔てなく行おうと努力をしているわけですが、仕事を休むと解雇されるかもしれないからと急に仕事に行ってドタキャンする家庭や、子供を叱ると「叱るのは家でやるから学校では叱るな」といわれたり・・・

そこまで学校現場が気を使い、すべてに責任を持って行わないといけないのでしょうか。

これは必ずしも外国人生徒に関することではありませんが、こういう観点からも公教育の在り方を考えていく必要があると思います。

 

 

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