新内閣

2006.09.27

新内閣が発足しました。
「チーム安倍」。
いろんなことが言われています。
この内閣のメンバーについてとか構成について特に私はいいたいことがあるわけではないんですが、最近よく思うのはマスコミの反応というのはやはり世論を大きく左右するな、ということ。
ま、今に始まったことじゃなく、これも前からいろんなところで言われてることですが、日本人というのはマスメディアからの情報をそのまま受け入れる傾向があるんじゃないでしょうか。
テレビやネットだけじゃなく、新聞だって鵜呑みにしたらいけないというのはもはや学校で教えるべきだと思います。
私たちが子供のころは、「新聞に書いてあった」というのは印籠くらい権威のあることと教えられてきましたから。
その世代が教員になっている現状が気になります。
今回の「チーム安倍」についてもそうじゃないでしょうか。
街の人のインタビューなんかを聞いてても、大抵はメディアの論調どおり「論功行賞のにおいがする」、「小粒」、「バランスが取れている」、「アジア外交が不安」このあたりじゃないでしょうか。
もう少し、日本人も情報は自らとって自ら判断する力をつけたほうがいい。
かくいう私も、実は取り立ててユニークな感想があるわけではありませんが。
ただ、今回の閣僚人事そのものよりも、制度として首相補佐官制度をもっと充実すべきだと思いました。アメリカとの政府の力の差はこの制度からしてもだいぶ開いています。
政治主導の社会、官僚主義からの脱却は、まずは首相や内閣に力と責任を集めることからだと思います。