議会の質問は「質問」といえるのか

2007.06.19

今日の県議会6月定例会において、代表質問が行われた。
まずは自民党の赤堀議員が質問。
「質問」といっても、45分しゃべりっぱなし。
で、答弁も同じくしゃべりっぱなし。
やっぱり一問一答形式じゃないと、「質問」なんだか「質問じゃない」んだかよくわかりません。
これまでもいろいろなところで指摘されていることですが、自ら経験してみて改めて強く感じるものです。
さて、午後の二人目の代表質問は、平成21の岩瀬護議員。
我が会派の代表です。
最初に知事の政治姿勢についての質問項目があったのですが、質問もさることながらこれについての知事の答弁はなかなかでした。
石川知事は、自らが政治家という意識よりも経営責任者という意識のほうが強い、と述べていました。
地方自治体として、アウトプットを出すよりもアウトカムを出すことに重点を置いており、静岡県という企業を経営している感覚で県政に取り組んでいる、とのことでした。
その内容は、まさに私も同感するところ。
特に首長には経営感覚が不可欠です。
我々の師である松下幸之助も「政治に経営感覚を持て」と言っています。
しかも知事はこの質問に対する答弁に限っては原稿を読むのではなく、ずっと議員に向かって自分の言葉で話していました。
こうでなくてはならないと強く思うのです。
しかし、答弁がいいのと内容が伴っているかどうかは別問題です。
本当に経営の責任者としての自覚があるならば、その観点から見て現在の静岡県の財政赤字をどう見ているのか、富士山静岡空港の黒字経営のための指針はあるのか、などをはっきり示すべきだと思います。
また、知事は「私のように(自らを経営責任者と)考えている首長や政治家は全国を見てもいない」といっていましたが、それは違います。
少なくとも私の知る限り、我々松下政経塾出身の首長や政治家は、その思いを共通して持っています。
神奈川の松沢知事、杉並の山田区長、横浜の中田市長などはその最たる人たちです。
さて、明日は一般質問。
再質問、再々質問が認められているため、質問と答弁に期待したいと思います。
 
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