なんでも利用する政治活動はやめよう:政治家からの弔電には要注意

2014.08.10

こんにちは、静岡8区のげんまけんたろうです。

夏本番。週末には各地で納涼祭、夏祭り、花火大会などが行われています。
私もお誘いいただいた場所にはどんどんうかがわせて頂き、皆さんと意見交換をさせていただいています。

政治家と祭り


祭りに政治家が参加するのはよくあることで、選挙のための顔見せやたくさんの人に会うことが目的ではないかとの批判もあります。
確かにそういう部分は否めず、何のために祭りに参加するのか本質的なことが忘れられているかもしれません。

しかし、少なくとも祭りでは実際に皆さんと触れ合い、直接いろいろなご意見を聞いたり、交換したりすることができるという意味で、私は決して悪いことではないと思っています。
昨日もある場所で、みなさんとじっくりと話をさせていただくことができましたし、これは選挙ではなく、政治活動のために意味のあることです。

タチが悪い政治家のよくある活動とは


一方、私が辞めていくべきだと考えている、政治家のよくある活動があります。

その最たるものは、ご不幸への弔電。

本当にお悔やみの気持ちがあっての弔電ならもちろんいいと思います。
しかし、故人と明らかに関係のない政治家から、お葬式のときだけ弔電が届くというのは受け取ったご遺族もいい気持ちはしないと思うのですが。

私も県議として初当選して以来、
「葬儀に行ったら、◯◯県議(同じ選挙区の候補)からは弔電があったのに、お前のはなかった」
と言われることがよくありました。
お世話になっている方のご不幸を知らず、失礼をしてしまったこともありそれは大いに反省し弔問させて頂きましたが、まったく知らない方のご不幸に弔電だけ送るという姿勢は如何なものかと思い、後援会の皆様にはその旨説明して、私はそういうことはしませんとご理解を頂きながら活動しています。

ぶっちゃけ、政治家がどう弔電を送っているか


はっきりいって私の選挙区では、どんなご葬儀に伺っても、ほぼ100%自民党の政治家から弔電が届いており、披露されます。
国会議員はもとより、選挙区の県議と市議もセットです。

明らかに関係はあまりないだろう、私の遠縁の親類の時でも、です。

ご葬儀にはたくさんの弔問者がいますから、その方の耳に名前が披露されるからこの文化があるんだと思いますが、これって私は大反対です。

よくある政治家の弔電を送る方法として、新聞のお悔やみ欄を毎日チェックし、自分の選挙区のご葬儀には全て弔電を打つというものがありますが、これはまだいい(いや、よくありませんが)。
私の選挙区では葬祭場にあらかじめ「選挙区内の葬儀があったら弔電を披露してもらうように」お願いしてある、と聞きました。
だから、放っておいてもご葬儀あれば放っておいても弔電が必ず読まれるのだと。

本当だったらまったく驚くべきことです。

こんなのは弔意でもなんでもありません。

そんなことだったらしない方がいいと、私はそうした心のない行動は慎むように、事務所スタッフにも徹底しています。
新聞をチェックしても、お世話になっていたり、関係のある方だけ教えてほしいと。
もうすぐお盆ですが、お盆の対応も同様です。

確かに選挙を考えると、どんなことでも機会を捉えて知名度を上げ、名前を覚えてもらいたい気持ちはわかりますが、そろそろそうした馬鹿らしい政治から脱却して、効率は悪くても座談会などでじっくり話をさせていただく政治を貫いていきたいと思います。

不利になるかもしれないけれど、人の心を選挙のために失いたくはありません。

ご理解いただけたらぜひ応援してください。
応援の仕方は実はいろいろあります。
こちらのページをみていただいて、皆さんにあった、皆さんにできる範囲での応援をよろしくお願いいたします!