高校生防災リーダー

2007.02.18

今朝の新聞に、静岡県教委が地域防災のために高校生に研修をおこなうと発表されました。
非常にいいことだと思います。
高校生という体力的にも充実した若い世代が地域の防災に果たせる役割は大きいと思います。
何よりも、こうした若い世代が地域の取り組みに参加することで、失われてしまってきている「公の意識」も取り戻せるのではないでしょうか。
 


しかし、この研修、1泊2日の予定というのが残念です。
ほんとに基礎的な防災知識を教えたりするだけなら、この程度でもいいかもしれませんが、「高校生防災リーダー」を養成することが目的で、しかも各校2人ほどを対象とするなら、もう少し密度の濃い研修を行ってもいいのではないかと感じました。
また、研修を担当するのも消防職員と自主防災組織の役員、大学研究者らということですが、たとえば危機管理の専門家や自衛隊関係者、医療関係者、警察官なども参加してもらうべきではないでしょうか。
いずれにしてもこの試みを皮切りに、どんどんよい取り組みを進めていければと思います。
静岡県は災害に対する対策が特に重要な地域です。
県政の場に立たせていただいたら、こうした災害対策、危機管理に関する課題をしっかりと議論してまいります。
災害が起こる前にどういう対策を採ることができるのか、そしていざ災害が起こった場合はどういう対応をしていくのか、地域は、個人はそのときどのように行動するのか、など、包括的で実践的な取り組みが必要です。