高齢者の生きる道

2008.06.18

今日は中野町地区の老人クラブの総会にご招待
いただきました。
祝辞を述べさせていただく機会をいただきましたので、
少しお話をさせていただきました。
やはり、老人クラブのみなさんということもあり、
「後期高齢者医療制度」についての話は皆さんの
ご関心が高いところでした。
 
自民党は郵政民営化の勢いに乗って、与党も野党も
気づかないうちに(気づかないこと自体も大いに問題ですが)
欠陥だらけの制度を成立させ、今ごろ事の重大さに気づいて
修正すると言い出しています。
だったら最初からやるな、ということです。
 
一方野党はといえば、世論をバックにとにかく廃案を
訴えています。
 
自民党は、「対案を出さずに廃案だけ言うのは無責任だ」
と批判しています。
ヒドイ制度を作ったことを棚に上げて何を批判するか、
と思いますが、一方で「なぜ我が党は対案を出さないのか」と
一議員として疑問を持ちます。
 
 
我々民主党の目的は、単にこの制度を廃案にして
世論を味方につけ、政権交代への勢いをつけることでは
ありません。
 
高齢者の方々が安心して暮らせるような制度をつくり、
同時に医療費の負担をどう補っていくのかを根本から
考え直すことです。

 
年金から天引きすること一つとっても、天引きがいいか悪いか
というぜロサムな議論ではなく、所得の高い人にとっては
有意義だが所得の低い人の年金から天引きするのは
問題だ、などと、しっかり物事の本質を議論する必要が
あります。
それに天引きの問題に焦点が集まって見落とされがちですが、
「かかりつけ医」制度のあり方も議論しなおすべきです。
医師会などでは反発もあるようですが、医療費の観点から
見ても、高齢者の方の安心できる医療という観点から見ても、
この制度は有効活用できるのではないかと思います。
自治体間の格差の問題もありますね。
  
 
与野党とも、しっかりとした議論を尽くし、これからの日本の
医療のあり方、保険のあり方を見つめなおしていかなくては
と思います。
 
そんな老人クラブ総会でしたが、老人会長のご挨拶が
秀逸でした。
 
大切なことは3つ。
1.明るく暮らすこと
2.怒ることを減らし笑うこと。
3.少ない量をゆっくり食べること。
早くたくさん食べるのが一番悪いそうです。
メタボリックへの道まっしぐらだそうです。
早食い傾向のある私の耳には痛いご挨拶でした。
そういえば、メタボリック検診も、いまさらですが、穴だらけで
本当に医療費の削減に貢献するのか甚だ疑問です。
 
 
人気ブログランキングに参加しています。
 一日一回  ワンクリック お願いします!
【 おかげさまで現在ランキング上昇中です! 】