O-chaと雨と医師不足と

2007.11.01

今日は静岡グランシップで、世界お茶祭りが始まりました。

過去最多26カ国が参加し、いろいろな種類のお茶や、お茶の
飲み方、茶産業の振興など、多角的な目的を持った
イベントです。
あいにくの雨でしたが、政経塾でお茶をはじめた私にとって
とても興味深い展示やブースが多くありました。

名誉総裁である寬仁親王もご臨席賜り、またジュディオングさん
もいらしてました。
寬仁親王といえば、女系天皇について疑問を呈された
ことが記憶に新しいですね。
私も女系天皇容認には反対で、親王のご発言を支持するスタンスですが、
それでも皇族のお立場でご発言されたことは、非常に困難が伴ったこと
ではなかったとご拝察します。
さて、お茶祭りに出席した後は、地元に戻って医療問題プロジェクトチーム
の調査で、浜松聖隷病院に。

聖隷病院はいろいろと新しい取り組みを試みて、内外の評価が
非常に高い総合病院です。
医師不足医師不足といわれている昨今開業を快く
思わない病院が少なからずあるようですが、聖隷では積極的に開業支援
プロジェクトを行っていて、逆に聖隷出身の開業医と連携して地域の
医療水準を上げていこうとしています。
そして、私が常に感じていた疑問を、まさに現場の声として聞けたことは
私にとって大きな収穫でした。
つまり、
医師の数をただ単純に増やすということはなんの解決にもならない
ということ。
それより地域で連携して、医療を受けられない人が
いないような形を作り、偏在を解消していく。
これこそがまさに求められる本質的な改革のはずです。
県の当局などにそういう意見をぶつけても、返ってくる答えは
「現実的に難しい」
ということ。
難しいからこそ、長期的スパンを持って目指すべきなのです。
短期的に、県内の医大生への奨学金の予算を増やす、
などということを続けても、何にも根本的な解決にはなりません。
我々プロジェクトチームも、そんな短期的な政策提言ではなく、
大極を見据えた大きなビジョンを提言していきたいものです。
 
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