ハンティントン氏が死去

2008.12.29

アメリカの政治学者サミュエル・ハンティントン氏が亡くなったというニュースが入りました。

 

いわずと知れた「文明の衝突」の作者で、冷戦後の世界を文明で分類、日本をひとつの文明圏として定義した政治学者です。

冷戦後の国際社会をイデオロギーではなく文明という新たな枠組みでとらえて、911テロの際には再度注目を集めました。

 

私がアメリカの大学で国際政治を選考した時、ゼミで基本図書として指定され原文で読んだことを思い出します。

初めて原文テキストを通読したのもこの「文明の衝突」だった気がします。

 

アメリカの相対的な国力の変化、世界規模の金融危機、中国やインドの台頭など、国際政治環境はこれから冷戦時代に比してますます混沌としていくと思います。

この中で我が国はいかに自立して主体性を発揮していくかが非常に大切です。

 

今、ハンティントン氏はガザの空爆をどう見ているのでしょうか。

 

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

 

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