横田めぐみさん拉致から42年。やる気のない政府。

2019.11.16

11月も半ばを過ぎました。今日は久しぶりに松下政経塾に足を運び、塾創設40周年記念式典に参加してきます。


こんにちは、静岡8区の源馬謙太郎です。

 

現在開会されている臨時国会から所属委員会が変わりました。

これまで法務委員会に所属することが多かったのですが、法務委員会から外れ決算行政監視委員会所属になりました。今話題になっている桜を見る会の問題も、予算額と実際にかかった額に開きがありすぎると指摘されていますが、予算とともに決算もしっかりみていくことが重要になるのでしっかり臨みたいのですが、ここ2年ほど委員会が開催されていません・・・。この臨時国会でもまだ開かれていません。

 

そして、私が初当選時からずっと所属させてもらってきた拉致問題特別委員会。今回も野党の理事として所属していますが、これも一度も開かれていません(理事の選任のみ)。

11月15日は、横田めぐみさんが拉致されてから42年の日です。

横田めぐみさん 拉致から42年

42年。長すぎます。

国会に来てから確信に変わりつつありますが、今の政権は本気で拉致問題を解決しようとは思っていないのではないか、と感じます。

5人の被害者が帰国してから17年間何も前進していないし、米朝首脳会談が行われるときはこれを好機に、などと言っていましたが、結局何も進まず、未だに明確な理由なく日朝平壌宣言やストックホルム合意にこだわり、我々が「啓発活動や家族支援とは切り離した、総理直轄の救出に特化した組織を作るべき」という提言(元拉致問題担当大臣お二人名で提出)も無視、しかも大事な拉致問題特別委員会を一向に開こうとしないという、この状況で「安倍政権の最重要事項」と本気で思っているとはどうしても思えません。

 

今国会でも、我々野党は特別委員会の開催を求めています。この委員会は本当に与野党の攻防は一切なく、拉致問題の解決や北朝鮮を取り巻く問題について議論していますが、開催されないことにはどうしようもありません。

先の通常国会でも、担当大臣の所信に対する質疑すらなかなか開催されませんでした。

この特別委員会は、拉致問題担当大臣、外務大臣、国家公安委員長の3大臣が関係するわけですが、3大臣の予定をそろえることが難しいといってズルズルと引き伸ばしてきました。

私達は別に3大臣揃わなくてもいい、と言っているのにです。

 

拉致問題は時間がありません。一刻も早く解決するために、国を挙げて取り組まなくてはいけません。

今国会も残り少なくなってきましたが、これからも提言をし、そしてしっかり委員会の開催も求めていきたいと思います。「野党は審議拒否するな」とよく言われますが、与党が大事な問題でも審議を拒否し続けているこういう真実にもぜひ目を向けてもらいたいと思います。

 

それでは、また。