子供たちにとっての戦争と平和、そしてヒロシマ

2007.08.07

8月6日、いわずと知れた原爆投下の日です。
朝8時から平和記念公園で行われた式典に参加しました。
テレビなどでもたびたび放送されているので、大体の雰囲気はお分かりいただけると思います。
セミの声が響く中、原爆が投下された8時15分にあわせて黙とう。
原爆はしょうがない、などと言った政治家がいましたが、この空気を肌で感じたら口癖だろうとなんだろうと、そんな発言は出てこないはずです。
安部首相の挨拶もありましたが、もう少し心に響く挨拶が聞きたかったです。
でも、「早く辞めろー!」という野次はその場にそぐわず、若干不愉快でした。
ヒロシマの方に聞きましたが、この日は雨がほとんど降らないそうです。
今年も朝方は少しぱらつきましたが、式典の時には晴天でした。
今日は朝からメインの講演。
子供たちとその親御さんたちに対して、私のこれまでの経験を踏まえて現在進行形の戦争について話をさせてもらいました。
子供たちは小学校3年生から中学2年生までと幅があり、もちろん親御さんもいるわけですから、話の対象をどこに持っていくかも、最初は非常に難しいなと感じましたが、それでも私の問いかけにも積極的に答えてくれて、徐々に子供たちと一緒に現在起こっている戦争などについて話すことができました。
子供たちに「平和とは何か」ということを教えるのは難しいことです。
戦争が今なお起こっているということを教えるのすら、どこまでわかってもらえるのかわかりません。
しかし、彼らが少しでもこのヒロシマでの経験を心に留めて、いつかまたセミの声と平和の鐘の音を思い出し、「平和とは何か」を、自分で、考えてくれればと思います。
今日は終わったら浜松に直行し、夕方からもうひとつ講演をさせていただきました。
これは大人の、しかも名だたる経営者の方たちに対してですので、私のほうがいろいろと勉強させていただく機会になりました。
明日は静岡です。
政策研究についての勉強会に参加してきます。
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