県立高校の視察

2008.06.11


昨日は同じ会派の阿部議員とともに、西部地区の県立高校
2校を視察。
浜松市の湖南高校と、湖西市の湖西高校。
湖南高校は、英語科に力を入れており、他校との差別化を図っています。
志願者も増えている注目校のひとつです。
しかしながら、英語科への志望者は下降線のようです。
私個人としても、「英語科」というのは少し時代の求める方向と
違う気がします。
卒業生の進路を見ても、留学する生徒が1人など、目指す
方向や存在意義をもう一度見直す必要があると感じます。
一方湖西高校は、キャリア教育校に指定されている学校。
静岡県でたった3校のうちのひとつで、これも注目校。
湖南高校では授業の様子も見せていただき、湖西高校では
ロングホームルームの時間にお邪魔し、キャリア教育の一環として
県議の仕事についてお話しする機会をいただきました。
生徒たちからも非常に鋭い質問が飛び、1時間の授業時間が
あっという間でした。
 
 
しかし、県議になってから県内高校を5校ほど視察していますが、
生徒がとてもおとなしい気がします。
いい悪いは別にして(ここが重要ですが)、私が高校生の
時は、授業中にあんなに静かに授業をきいているということは
まず記憶にありません。
よく友達と話したり先生に茶々を入れたりして、注意を
されていました。
ところが、今の高校生は押しなべてみな黙って授業を
受けています。
先生の声だけが響き、生徒の手元を見れば内職をしている
生徒も多かったです。
まさに、「水を打ったような」静かさが気になりました。
先生にあてられて、発言を求められた生徒の声もほとんど聞こえない
ほど小さかったです。
昨日うかがった高校の話ということではなく、これまで見てきた
高校全般の話です。
もちろん、授業をまじめに受けることは大切ですが(ここ重要です)、
ある意味先生の言葉に反応してわれわれも言葉を発していた
われわれ世代の授業は、活気があった気がします。
 
 
昨今、いろいろな事件が起こっています。
「誰でもよかった」
「勝ち組は死ねばいい」
などという身勝手極まりない言葉を聞くにつけ、心を閉ざし、
表現することが苦手で、他者の痛みをわからない子供が
増えてきているのではと痛感します。
国の根幹をなす教育を見直す必要があります。
学校教育だけでなく、人を育てる教育というものをもう一度
見直していかなくてはいけない時期に来ています。
 
さて、今日は議員総会で県庁に来ています。
先日お伝えした「議員条例の制定」にむけて、方針をみなさんに
ご説明し、ご理解をいただきたいと思っています。
 
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