日本人の心

2007.02.15

先日12日に、女性を助けようとして事故にあった宮本巡査部長が亡くなりました。
ご葬儀には、600人を超える市民の方が参列したそうです。
日本全国が悲しむ事故でした。
私もこのニュースを知ったとき、とても残念な気持ちで一杯になりました。
 


 
私たちは、なぜこの宮本さんの死を悼むのでしょうか。
宮本さんが職務を全うしたからでしょうか。
亡くなった原因が悲しいからでしょうか。
やはり私は、自らの身を顧みず他人のために行動した宮本さんの心に打たれたのだと思います。
今、日本では歪んだ個人主義や、権利ばかりを主張する向きが強く、「他人のため」や「公のため」ということがあまり重視されない風潮があります。
しかし、私たち日本人の心の中には、少なくともかつてはこうした心がありました。
宮本さんの行動を見て感動した私たちは、そういう心を思い出したのではないでしょうか。
私はこうした日本人の心を取り戻したい。
政治家も同じです。
自らの保身や、自己目的の達成のための政治家は、必要ありません。