2 News from Cambodia

2007.09.20

カンボジアから2つニュースが入ってきました。
まずは、ポル・ポト派No.2のヌオン・チア
元人民代表議会議長がパイリンで拘束されたという
ニュース。
国連が主導してきたクメール・ルージュ裁判において
大きな進展となるはずです。
しかし、もうこのNo.2も、81歳だそうです。
ポル・ポトも98年には死去してますし、
いくら最近の内乱といっても、すでに年月は
経っているんだな、と改めて考えさせられます。
200万人とも300万人とも言われるポル・ポト派による
虐殺の被害者。
詳しくは以前のブログにも書いていますが、
子供を空中に放り投げて銃殺する、などという、
とても20世紀後半とは思えない虐殺の事実もありました。
私がカンボジアで交流したカンボジア人のなかに、
親類や知り合いで虐殺の被害にあった人はいない、
という人は一人もいませんでした。
法廷で裁かれるということで、今後のカンボジアの
平和にとって大きなステップにはなると思いますが、
これがひとつの区切り、ノルマ達成となってしまい、
事件が風化していかないかと、すこし心配です。
義務感のみでおこなわれる裁判であるならなおさら、
裁判の行方に我々は注目していかなくてはなりません。
2つ目のニュースはというと、私の後継として
カンボジアでの小型武器回収を続けてきたプロジェクト
マネージャが、離任して帰国するとのこと。
彼も結局4年間くらいカンボジアにいたことになるんでしょうか。
昨日はカンボジアのナンバーワン日本食レストラン
「比摩人(ひまじん)」で送別会がおこなわれたそうです。
帰国後は、外務省の通常兵器室で勤務するようですが、
この貴重な経験を生かし、日本の国益と世界の平和のために
力を尽くしてほしいと思います。
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