一日たった2,600人

2008.11.26

さて、東京から戻ってきて昨日、早速議会で「空港利用促進特別委員会」が開催されました。
2月議会で特別委員会として提言をするんですが、そのまとめのための議論を。
基本的には利用促進といっても、議論の中身はなぜか最初から「二次アクセス」に限られています。
二次アクセスとは、要するにバスとか電車とか車とか、空港までの交通・空港からの交通のことです。
バス事業者に、二次アクセス向上のために乗り合いバスの路線を開いてもらいたいという県の意向もあり、この特別委員会に参考人としてきてもらったこともありますが、百歩譲ってもとても積極的とはいえませんでした。
それはそうですよね。
事業者としては採算性の確保が最重要ですから。
 
私自身は、新幹線の新駅を作るか高速から直通道路を無料でひくなど、思い切った交通整備が必要だと考えています。
しかし、なかなかそれは今の特別委員会の中の議論では難しいようでした。
新駅については、議論の遡上にも上りましたが、現在の静岡県内の新幹線駅の多さや、新駅構想に必要な一日見込み乗客数にとても届かなそうなこと、リニアがどういう路線で引かれるかなど、今の時点で議論に決着をつけるのは困難でした。
 
新駅を作るには、一日の見込み乗客数が6,000人ほど必要だそうです。
一方、現在富士山静岡空港に就航する便が、全席満席になったとしても2,600人
これでは難しいといわざるを得ませんね。
しかし、全席満席でも2,600人とは・・・。
採算ラインと言われる65%の乗客率で1,700人。
2,000台分の無料駐車場もガラ空きかもしれません。
 
 
二次アクセスの向上だけでは、利用促進には限界がありますね。
 
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