先日、連合静岡のトップセミナーで、慶応大学の金子勝教授のお話を伺いました。
市場経済を痛烈に批判する方というイメージを持っていましたので、偏見なく伺おうと思って講演をお聞きしましたが、まずは講演の力強さに感銘を受けました。
声のトーンも聞きやすく、力強い講演はさすがでした。
中身は、やはり途中で出ました。
「市場原理主義はバカに都合のいい制度である。なぜなら、放っておけば市場が何とかしてくれる、という考えだからだ」
と。
周りの方はフムフムと頷きながら聞いていらっしゃいましたが、ちょっと待てよと私は思います。
確かに「市場が万能なんだ」「市場に任せておけばいいのだ」という市場“原理主義”ではダメですが、「適度な競争の中にこそ発展がある」という“市場原理”は確かに存在するのです。
だから私は、市場の原理を利用した、自由な経済活動にこそ経済発展の鍵があると認識していますし、その対極にある政府が過剰に経済に介入し、富を分配しようとする政策には反対です。
なので、私は自由にこそ価値をおくのですが、どうも市場原理主義と混同されがちです。
あとは「小泉・竹中路線」とか、 「構造改革路線」とか、「新自由主義」とかもすべて同じように扱われ、批判されています。
実は全く違うのに・・・
人間がすべて計画し、経済をコントロールでき、すべての人に公平に富を分けることもできる、などいうのは傲慢な幻想です。
人間には自ずから限界があり、天地自然の理に逆らってはうまくいかないと考えるのが真の保守であると考えます。
しかし金子教授もお話を聞いていれば結局は「日本経済、日本企業はもっと外に出て競争しなきゃダメだ」と言うこともおっしゃっていました。
その通りだと思います。
競争が成長を促すのは、そこに市場の原理が存在するからなのです。
そんなことを考える、新春のセミナーでした。
今年は日本経済を成長させる第一歩の年にしていきたいです。
まだまだ厳しい経済情勢ですが、皆さん一丸となって乗り越えていきましょう。
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コメント (2)
金子氏は、反竹中路線です。市場原理主義に任せて良い業種と、任せるべきでない業種があると思います。そのあたりが区分されていないと色々と反対意見、賛成意見が出てきます。日本の現状を本当によく見た上での判断でないと何とも言えません。
私は、反竹中です。先ず議員任期中に自己都合での議員離職。その後、メディアにでて、ああだ、こうだの私に言わせれば、弁明。それなら議員を継続して発言すべきだと。
「あらたにす」(日経、読売、朝日)が合同でやっている専門家?と言われる人々の意見を掲載。それに対して、一般人(私たち)が投稿すると中味がまともなら掲載してくれます。それにも投稿したのですが、昨年の総選挙まではメディアに出て色々な事を言う資格がない・・。
所謂政治評論家といわれる方々もそんなレベルであると思って意見をきいたら良いと思います。金子氏はむしろ民主党よりでしょう?。話方は優秀な人だとTVをみて感じております。
投稿者: 奥村克彦 | 2010年01月08日 17:51
日時: 2010年01月08日 17:51
元行革委員の秋山です。
今年もよろしくお願いします。
金子勝さんは、私の大好きな論客の一人です。というのは、彼は意識して「アンチ」をやっているからです。
実は私も小泉を最初の一年間は期待し、応援したのですが、すぐにボロが出ましたよね。ところが、マスコミは政権には逆らわない訳です。問題がどんどん出てきても、小泉ベッタリの御用学者をテレビや新聞が重用する中で、金子氏くらいはっきり言わないと、1対100なので勝てないと思いました。
つまり金子氏は、10倍、100倍誇張して小泉・竹中の路線を批判することで、世の中の役に立っていると思っています。
是非、聞きたかったです。(TωT)
投稿者: 秋山雅弘 | 2010年01月10日 19:17
日時: 2010年01月10日 19:17