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政経塾日記

2005年09月30日

100キロ行軍

9月29日、松下政経塾の名物行事である100キロ行軍が行われた。
24時間以内にチーム全員で100キロを歩ききるという、まさに荒行である。

29日の朝10時に茅ヶ崎の塾を出発して江ノ島、鎌倉を通過して横須賀から三浦半島を一周し、また逗子、鎌倉、江ノ島を経由して塾に帰ってくるという行程で、30日の朝9時50分ころ無事にゴールした。

やはり想像以上にきつかった。
特に70キロから80キロの地点では足が棒のようになりまともに歩けなくなったが、最後は体はボロボロで何とか心だけは折れないように気力だけでゴールした。
出陣前の決意表明では、戻ってから麻雀を打てるくらいの余力を残して戻ると宣言したものの、70キロ地点くらいで撤回させていただいた。

しかし、今回の100キロで痛感したことは、人からの支えということである。
チームのメンバーの励まし、各地点でマッサージをしてくれたりした先輩たちのサポートがなければ100キロはおろか50キロも歩けたかどうか怪しいところである。
特に各サポート地点での先輩たちとのバカ話にはずいぶんと助けられた。


そんなわけで、100キロ歩くことの意味は、この気づきにあるのではないかと感じる。来年は後輩たちにこのサポートをしてあげたいと思う。つまり、今のところ今後はもう二度と歩くつもりはない。

2005年12月08日

中国・北京での製造実習を終えて

ずいぶん久しぶりの更新になった。
というのも、先月14日から今日まで、約一ヶ月間中国に製造実習に行っていたのだ。
これまでも海外に長くいた経験が多いとはいえ、やはり今回の帰国はまた喜びも一入だった。

北京・松下色彩顕像有限公司という、北京市と松下電器の合弁会社で、ディスプレイを製造するラインに入り、流れ作業の中でものづくりの現場を体験してきたわけだが、単純作業を繰り返すことはほんとに辛かった。

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2005年12月20日

政経塾ライフ 共同研究

中国での製造実習から帰ってきた直後の1週間は、まさに怒涛の一週間であった。
課題も多く、座学のスケジュールもみっちり詰まっていた。

そんな1週間も終わって、今週からは座学はしばらく休みで、共同研究の活動期間となった。
毎年1年は全員でひとつのテーマを研究し、それを松下幸之助の命日に発表するというものだが、今年の我々のテーマは「日本の財政問題」になった。

現在日本が抱える財政問題はとても根深く、原因や再建策など色々と議論されているが、その根本原因のひとつに「国民の意識の低さ」があるのではないかと考え、特に若い世代の財政問題についての意識を高めるための研究を進めることにした。

果たして、どうしたら若者の意識を高めることができるのか。

なかなかこれが難しいところである。

2005年12月28日

納会、そして忘年会

昨日は大掃除、終了式などがあり、夕方からの納会をもって政経塾での年内の研修が終わった。

今年の3月末にカンボジアから帰国して、4月から始まった政経塾での生活だったが、あっという間といえば言えるし、長かったといえば長かった8ヶ月だった。
選挙の応援に行ったり、徹夜で課題をこなしたり、山にこもって営林を体験したり、中国で製造ラインに入ったり、いろいろなことがあった。

しかし、総じていえば、本当にいろいろなことを経験させていただき、またそのいろいろな経験を通して志を磨く機会と時間を与えてもらっていると、塾には感謝している。


やはり政経塾生の本分は、その志を磨くことであると考えている。


なぜ政経塾に入ったのか、政経塾に入って何をするのか、という質問をよく受けるが、答えはやはり志を太く磨いていくことだと考える。
政治家になるために勉強するわけでもないし、討論や議論の練習をすることではないはずだ。

納会の後は有志で忘年会を行った。
なかなか俺好みな渋い店で、悪くなかった。

2006年01月14日

想いと志

今週火曜から始まった松下政経塾冬季合宿、昨日やっと終わった・・・
正確に言えば、恒例の雀の会(麻雀)が終わって終了だから、今朝の4時半だけど。

なかなかのハードスケジュールだった。
そのなかでも、今回の合宿では我々1年生が始めて先輩たちを前にして、それぞれの志と問題意識をプレゼンしたんだが、自分の想いを伝える難しさを改めて知った。
そしてなにより、その想いと、実際に在塾期間中にできることの限界、自分の進路との関係、それらをどう関連付けて、そして自分の腹に落とし込んでいくかが難しいと痛感した。

今はまだ、それらをしっかり関連付けられていないということがよくわかった。

ただ、想いと志はしっかりと腹にある。

これを軸にしっかりと据え、自分はその思いを実現するために今何をすべきか、在塾期間中に何をすべきか、卒塾後はどうすべきか、どこを活動の拠点にすべきか、そういうことを悶々と悩みながら志を太くしていこうと思う。

松下幸之助に与えられたこの時間と環境は、きっとそうやって悩むための機会だと思う。

 

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2006年01月23日

二〇三高地を訪れて

17aebd69.JPG昨年11月中旬からの、およそ3週間にわたる中国製造実習が終わった後、東北地方へのスタディーツアーを行った。
北京から極寒のハルピンに飛び、瀋陽、長春と回って大連・旅順に行った。

特に二〇三高地は、日露戦争で日本陸軍が激戦の末勝利を収め、その後の海軍戦勝利に大きく貢献した重要な場所である。
あの、司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」にも登場する要所である。

この二〇三高地のすぐ目と鼻の先には旅順港があり、ロシア艦隊はこの旅順港の中に停泊していた。
この二〇三高地を落とし、背後から旅順港を攻撃して停泊中のロシア艦隊を殲滅させるべく、激戦を行ったのだ。


訪れた日はすでに12月で、あたりは一面雪だった。
坂の上からは雲どころか旅順港すらよく見えず、少し残念だったが、それでも自分の足でこの二〇三高地に立ち、旅順港(の方向)を見られたのは得がたい経験だった。
児玉源太郎はここから何を見たんだろうか。
100年前のあの時も、このくらいの季節だったはずだ。
やはり雪景色だったのだろうか、などと、少し感傷的になったりした。

2006年01月31日

茶の道

裏千家の宗家で研修させていただく日がいよいよ近づいてきた。
こんな素人の我々が宗家で業躰先生じきじきに稽古をつけていただくなんて、本来はありえないことである。
今週末からの、その宗家研修に向け、最近は茶道の時間が多い。
おかげで一応のお手前ができるくらいには、徐々に体も慣れてきた。

茶道

茶道とは、言うまでもないが「お茶の道」である。
せっかくこの道に足を踏み入れるきっかけがあったのだから、できるだけ続けていきたいと思う。
そして、この「お茶の道」が何であるか、悟りまではいかずとも自分なりに深めていきたい。

剣の道、書の道、然りである。

2006年02月02日

剣の道

政経塾一年目も終盤を迎え、研修も佳境を迎えている。
今日は剣道の最後の稽古で、松下政経塾塾長杯剣道大会が開催された。

一年間の稽古の総決算。
負けず嫌いな俺としては勝負には負けるわけにはいかないし、勝負事には勝利の中にしか見えないこともある。
重要なことはただ勝つために全力を尽くす、これに尽きる。

kendo conpe


そして結果は優勝

総当り戦2勝1敗同士で迎えた優勝決定戦はまさに激闘だった。
相手は同期で一番若いY塾生。
1本ずつとったが勝負がつかず、延長、再延長、さらに再々延長戦。

30も過ぎ、しかも元スモーカーには、これは相当きつかった。
これで勝負がつかなかったらじゃんけんとかもありじゃねぇかと思ったくらいきつかった。
そんな中、最後に気力で面を一本とって勝負があった。

kendo

ま、優勝といっても同期男子の中の大会で出場者はたった4人だし、実力に差があるわけでもなく誰が勝ってもおかしくない勝負ではあったが、いずれにしても優勝は嬉しいことだ。

勝因は天運と地運を掴んだことだろう。

試合後、塾頭にも言われたが、剣道ではまさに「この一撃に賭ける」という気迫が重要で、そのための集中力を養うにはもってこいのスポーツかもしれない。
試合という特別な空気の中で気迫を漲らせ、その気を養う修行ができたことは、非常にためになった。
できれば剣道も続けていこうかな、とそんなことも考えてみた。


最後に、今日長い時間大会にお付き合いいただいた皆様、運営に携わってくださった皆様に感謝したい。

有難うございました。
  

2006年02月13日

書の道

275d486c.jpg政経塾では書道も必須の研修となっている。
その書道も先日、ついに一年間の最後の稽古となり、それぞれが好きな言葉を色紙に記した。

私が選んだ言葉は「存心」。

存心とは孟子の中の言葉で、真の自己、真の心というものを失わないようにすることで、そうすることによって、天地に存在する物事の本質(「理」)を知ることができ、やがてはその心を尽くしていくことができるという一節から来ている。

心が定まらず、自己を見失ってしまいやすい世の中である。
そうであれば、ことの本質を見誤り、何が正しいことなのかもわからなくなってしまう。
今年は意識して存心できるように心がけて生きたいという意味を込めた。


書の道とは浩然の気を養うことである、と一年間指導してくださった先生が教えてくださった。
すべての気を集中させ、筆と墨と紙と自分の心が一致して初めて魂のこもった書になるのだろう。

2006年02月26日

素志

先週一週間は、一年の研修の総まとめの意味がある総括合宿がおこなわれた。

我々一年はこれからいよいよ個別活動の入っていくわけだが、その計画とそもそもの素志を発表する機会があった。


政経塾には五誓というものがあり毎朝朝会で唱和するのだが、その中のひとつに「素志貫徹のこと」というのがある。
『常に志を抱きつつ懸命になすべきをなすならばいかなる困難に出会うとも道は必ず開けてくる。成功の要諦は成功するまで続けるところにある』という文章が続く。

私の素志は「真に強い日本の創造」である。
この一年間、さまざまな座学や道シリーズ、現場での研修をしてきたが、果たして私は素志を貫徹できているだろうか。

常に自反し、悩みながらも志を太くしていきたい。

2006年03月03日

活動審査会、終了審査会

3月1日から3日まで、政経塾25期生の一年間の活動審査会、そして24期生の3年間の終了審査会がおこなわれた。
外部から著名な方々(日本大学大学院教授の近藤先生、東京都立大学の五百旗頭先生、産経新聞の千野論説委員長など)が審査員として参加してくださり、これまでにない緊張感の中で審査会がおこなわれ、そして先輩たちは無事全員合格し、24期は来週卒塾を迎えることになった。

これまでの活動をあまり知らない外部の審査員の方に、自分の問題意識から始まりこれまで塾で何をしてきたかを限られた時間の中で説明するのは相当難しいことだと思う。
今の自分だったらうまく伝えられなかっただろうと思う。

国家観や歴史観、そして塾主が大切にした人間観を構築していきながら、自分の志を太くしていくことが、今後の私の課題であり、そもそも入塾した動機である。
その中でしか、伝える力もついてこないだろう。

2006年03月24日

長州・薩摩スタディーツアー

3月20日月曜から4日間、長州・薩摩地方に行ってきた。
毎日チェックインチェックアウトを繰り返す駆け足の日程だったが、その分中身の濃い研修旅行だった。


一日目:下関
政経塾を朝6時半に出発し、新幹線で下関へ。所要約7時間。
ふぐの養殖場などを視察し、下関唐戸魚市場の松村社長の講和を聞き、さらにふぐの捌き方をご講義いただく。


二日目:萩
念願の松下村塾視察。松陰先生やその門下生たちの息吹を感じる。
自転車で萩市内周遊。高杉晋作宅、桂小五郎宅、桜山護国神社、杉家址、松陰先生の墓、など視察。
夜は博多へ移動。塾員の方たちと懇親会。その後、先輩と呑む。

松下村塾
松陰先生墓

三日目:鹿児島
示現流体験。示現流では「チェストー!」というイメージがあるが、実際はそんなことは言わないし、過去にもいっていた事実はない、とのことだった。
「エイ!」という声を出しながら木刀で立ち木を打つ稽古をさせてもらった。
初段を取得するまでに4年ほどかかるそうだ。

午後西郷南州顕彰観視察。一般的な話だけではなく、西郷南州翁の話をもう少し聞きたかった。

写真は示現流第十二代宗家東郷重徳氏と、西郷南州の墓。

示現流
西郷墓

四日目:鹿児島
知覧特攻平和会館視察。考えさせられること大であったが、感じたことは心に留めておきたい。そしてそれを自らの歴史観に塗り重ねていく。

特攻の母と呼ばれた富屋旅館のおかみのご息女にお話を伺う。

神武天皇の祖父であるホホデミノミコトの墓陵、高野山上陵視察。
夜飛行機にて辻堂に帰る。

知覧

今回の研修旅行は、まさに「歴史観研修」であった。

歴史とは、E.H.カーが言うとおり、現代にいる歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話である。

私はこの研修で間違いなく現場を見て、過去と対話できた。
そこから何を学び現代に生かしていくべきか、という点も歴史にとっては重要なことである。私が今回の歴史観研修で対話し、学んだことを自らの歴史観として積み重ねていきたい。

2006年04月05日

27期生入塾

4月をむかえ、いよいよ平成18年度も始まった。

我々も一つ学年が進みこれからは個別実践活動期間という、自らの志を深めテーマを探求していく期間となる。
自由度とともに、いやそれ以上に責任とやりがいが大きくなる時期に突入するわけだ。


そして、塾には27期生がやってきた。
入塾式を8日に控えているので、まだ正式に入塾したわけではないが、毎朝の早朝研修から日々のオリエンテーションをこなしている。

それぞれがまたいろいろな分野から集まり、さまざまな問題意識や志を持っているだろうが、日本をよくしたいという思いは共有している同志であると思ってる。
彼らにはぜひ、主座を保ち、物事の本質を見る目を養ってもらいたい。

ま、まずは来週のスズメの会でお手並み拝見という感じか。

2006年04月11日

入塾式

b5bc33a6.JPG少し前の話になるが、先週土曜日に第二十七期生がいよいよ入塾式を終え、正式に塾に入塾した。

もう塾に入ってから一年たったか、という思いと、振り返るとこの一年は結構長かったな、という思いが交錯している。
それだけ密度の濃い時間をすごしたからだろうか。

新たな同志も入塾したし新年度も始まったということで、この二年目に大きく飛躍できるようにまた自分と自分の志を磨いていきたい。

2006年04月13日

合同研修「合宿」

5747d46c.jpg今週は月曜から一週間、合同研修という名の「合宿」である。
今年度からこの「合宿」が2ヶ月に一度行われることになった。
二年次からはそれぞれがそれぞれのテーマに即した現場で活動し研鑽しているが、この時期だけは全塾生が茅ヶ崎の塾に集合し、寝起きをともにしながら研修を受ける。
この研修内容も担当塾生に任されていて、まさに自習自得しながら研修を進めている。

そんな合同研修の2日目の一昨日、皇居を参観し、靖国神社・千鳥ヶ淵戦没者霊園に参拝・慰霊に行った。

軽くなってしまうのはいやなのでこの場で多くを語るのは控えるが、この国を創り護るために散華された英霊に心から哀悼の意を捧げたい。


今、政治の場では「愛国心」が議論になっている。
祖国を愛する心が、何かに書かれないと涵養されないということは寂しいことであるが、それを否定することはもっとありえない。
そんななかでも、雨の日にもかかわらず多くの方が皇居参観に来ていたのを見て、まだまだこの国は大丈夫だと、ふと思ったりした。

2006年04月16日

新入生歓迎呑み会

昨日は新入塾生の歓迎呑み会があった。
みんな大いに呑んだ。
会場は焼き鳥ピカピカ。
旨い魚に旨い酒を、良心的な値段で提供していただいた。

今年もいろんなタイプの新入生がいるようだ。
酒を呑むというのは、日本の文化として本当に重要な位置を占めていると思う。
酒を呑み、語る。
こうして強めていく絆の形が日本には確かにあると思う。

2006年04月17日

同志性について

政経塾のひとつの意義は、そこに集う同志とのつながりにある。
それは、対外的に排他的なものではなく、同時に塾にいる人間だけを同志と呼ぶべきものでもない。

最近塾では、同期の同志性を強調する向きが強い。「同期なんだから」とか「同期だけで」とかいう言葉がまかり通る。
そして、同期であれば上辺の当たり障りのない付き合い方をも、「仲がよい」と肯定する傾向がある。
もちろん同期というのは縁であり、そこに同志性を求めるのは意味のあることである。しかし、それは同期とのみに求めるものではなく、上下にわたり世代を超えて理念や想いでつながるべきものであるはずだ。
特に上下間でのつながりというのは切磋琢磨にはより大切なことであり、そしてそうした年齢や入塾の時期にこだわらず、信念や志を互いに理解し腹を割れるつながりこそが同志と呼ぶべきものである。
幕末の私塾の松下村塾でも、きっとこの世代を超えた想いのつながりが重要だったと思う。

そういう意味で、幸いなことに私はこれまで同志と呼べる先輩たちと知り合うことができ、大きな財産となっている。
後輩である新入塾生たちともそういう付き合い方をしていきたい。
そして私自身もそれに足るよう、さらに研鑽に励んでいきたい。

2006年04月20日

アメリカ大使館との交流会

177b0ac7.bmp今日から二日間、アメリカ大使館の館員5名が政経塾にきて毎年恒例の交流会が行われる。

その交流会の一環として、お茶でおもてなしをするという企画がありこれは2年である26期生が担当することになった。
そして私がお手前をさせていただくことになり、久々にお茶のお手前をした。

もちろんアメリカ大使館員の方たちは、お茶を体験したことがあるという人はいたものの、あまり詳しく知る人はいない。

お茶にはいろいろ決まりごとがあってややこしく、知らなきゃなかなかお茶もいただけないのではと思いがちだが、お茶の心はそこにはない。
点てたいように点て、飲みたいように飲むのがお茶の道であると、千利休も言っている。

今日もその心でなんでもいいから飲みやすいように飲んでいただいた。
おいしいといっていただけたことは、おいしく飲んでもらいたいと思いながらお手前をさせていただいた私にとって、もっともうれしい言葉であった。


上の写真は政経塾内の茶室「松心庵」のつくばい。
下はお手前の様子。茶杓を清めるの図。


お手前

2006年05月25日

浜松へ

突然だけど、6月3日に浜松に拠点を移すことにした。
日本に帰国してから一年間茅ヶ崎で過ごしてきたけど、2年になって自分の活動拠点を定めるにあたって、生まれ故郷の浜松に移ることにした。


松下政経塾は1年次は全寮制で主に塾内での研修を行う。
そして2・3年次にはそれぞれのテーマをそれぞれの活動拠点で深めていく。

私の専門とする分野は外交と安全保障で、テーマは「自立した世界観を持った真に強い日本の創造」「日本と日本人の公の意識」であり、これを浜松からどう深めていくかは大きな課題である。


政経塾での研修の肝は、こうしてテーマについて悩み考え続けていくことにあると思う。
このテーマと問題意識への考察をより深めながら、これをどう地域の問題に落とし込んでいくかということが今後の活動の柱となる。


一年次の座学を中心とした集合研修は、真剣に考え取り組んでも、ただいい子にして言われたとおりに講義を受け言われたことをしているだけだったとしても、一年間経てばそのまま終わってしまうものでもある。
誤解を恐れずに言えば、今日は何をして明日はどこに行く、など、何も考えなかったとしても、研修という時は自然に流れていってしまうのである。
すべては自らの気の持ち方しだいであり、主体的にどう取り組むかにあるが、なかなかそこの差は現れにくい。
しかし、そういう受動的な気持ちでいれば、たとえ上辺の評価が高かったとしてもそれだけの器で終わってしまう。


これからはそうはいかない。
すべてが更地であり、そこにレールを敷いていくのは自分しかいないのだ。

これからがまさに正念場である。

ふんどしを締めなおして研鑽に励みたい。

2006年06月09日

経営の本質を学ぶ?

浜松に拠点をおいておよそ1週間。
部屋はまだまだ片付かず、それでも経営実習という研修が月曜に始まった。

この経営実習は先週までの塾員インターンと対を成す、集合研修の最終カリキュラムとなる。
塾員インターンでは政治の要諦を学び、この経営実習で経営の要諦を学ぶというものである。
つまり、松下政経塾生としては、も探求する必要がある、ということである。


さらにいえば、塾主である松下幸之助は政治に経営感覚を導入する必要性を重ねて説いたということがこの研修の背景にある。
国政とは国を経営することであるというのが幸之助の政治観の中心であり、強い思いがあったからだ。
我々は、この経営の現場での経験をいかに政治の世界に生かしていけるかを考え続けていくのである。


しかし実際問題としていえば、たった2週間でいきなり経営の本質をつかむのは無理だし、それはおこがましいというものだ。
だからそんなことを大上段に構えて研修に望むべきではないと考えている。
むしろ、その第一歩として経営の現場でリーダーとして活躍している人の傍でいろいろと体験させてもらい肌で感じてみようと考えている。


未だネット環境の整わない中、なかなかブログを更新するのが難しいけど、少しずつアップしていきます。

2006年06月16日

経営研修おわり、そして合宿へ

経営研修も今日で終わりを迎える。
いろいろなことを学ばせていただいた、有意義な期間であった。
今日は研修の後、2回目の社長主催の懇親会の予定だ。

今週末には茅ヶ崎にいったん帰り、月曜からは合宿に突入する。
全学年が一堂に会する合宿はかなり意味のある時間となる。
一年のときはずっと同じメンバーで寝食をともにしながら研修するということもあり、どうしても閉塞感がバリバリに漂うが、この合宿期間はいろいろと先輩後輩の間で切磋琢磨できる。
合宿の期間は担当の塾生がカリキュラムを組んで運営するのだが、カリキュラムよりむしろそっちに大きな意義を感じるのである。

2006年06月24日

テラウチマサト氏

今回の合宿のテーマはPI(Personal Identity)であった。

合宿3日目の先週水曜日には、写真家のテラウチマサトさんが塾に来てくださった。

「人は見た目による!」というタイトルで、PIについて芸術家の視点からいろいろなお話をいただいたのだが、その内容は本当に多岐にわたっていて、かなりいろいろと考えさせられた。


【事実と真実】


これがテラウチ氏の講演のエッセンスであったと思う。

事実は一つしかなく、人で言えばその人の本質であり、真実とはそれがほかの人が認識したイメージである。つまり、真実は受け取り手の数だけある。


真実と感じたものが事実と違ったとき、人の見た目の印象と中身が違ったとき、自らの見る目のなさを反省したほうがいい、ということも教えていただいた。

見た目を飾ることが大事なのではなく、やはり事実である中身を磨き、それを真実として表現していけるようになりたい。

2006年06月29日

レポート作成

やっと一つレポートを書き終えた。
大学院時代からよくレポートを(しかも英語で)書いていたにもかかわらず、思ってた以上に苦労した。

今回のテーマは「人間観」。


社会を考えるためにはまずそれを構成する人間とは何かを考える必要があるという、松下幸之助の理念に則っている。

かなり難解なテーマである。

しかし、これは政治の道を志す私にとっては非常に重要なテーマであることは間違いない。
こういう根本的な問いに正面から向かい、考える時間は貴重である。

とはいうものの、しかしきつい・・・

これからまた一つ、今度は個別テーマについてのレポートを書きはじめなくては。

2006年08月10日

山田杉並区長

合宿二日目の一昨日、塾の先輩である山田杉並区長のお話をうかがった。
歴史観や国家観、そして世界観について。
山田先輩の筋の通った歴史観には共感する部分が多い。

夜はお忙しいところを我々塾生との懇親の場を設けていただき、ざっくばらんなお話もさせていただいた。
塾を卒塾してから長い時間がたっても後輩のために忙しい時間を割いていただけるのは本当にありがたいことだ。

自分も後輩にそうしていくことで、こういうご恩を返していきたい。

2006年08月11日

合宿終了

8f6f55bb.jpg5日間続いた合宿も今日が最終日。
今日は塾内剣道大会。
出身地で東西チームに別れ、対抗戦を行った。

私は浜松出身で、東軍キャプテン。
大将を努めさせていただいた。
そして結果は、二勝一敗四分けで見事勝利。
まだ今年剣道を始めたばかりの一年生たちが大活躍してくれた。

メインイベントの東西対決の前には、20台チームVS30台チームという対抗戦も行ったが、これも勝利。
若い後輩たちとは体力の差を感じる対抗戦だった。


そして明日から我々上級生はそれぞれの活動地域に戻っていく。
この合宿という機会に切磋琢磨を通して本当に志を同じくする仲間と同志性を高めることは大切なことである。

2006年08月25日

国家観・歴史観

政経塾のレポート提出期限が迫ってきている・・・
個別テーマの活動をしながら、半年に4本のレポートを提出するのは、実際なかなか厳しい。

今回のレポートは国家観と歴史観について。
テーマの選定のために文献にあたり、そこからさらに深めていかなくてはならない。

ハードな課題であるが、こういった命題に正面から向き合うのは政治を志すわれわれにとっては非常に大切なことでもある。

2006年08月28日

東京そして浜松

今日は松下政経塾東京事務所で講座があったため、昨日から東京入り。
講座が終わって新幹線に飛び乗り、浜松に戻ってきた。

移動距離はなかなか長いが、新幹線を使うと浜松ー東京間も短いなと感じる。
ひかりに乗れば1時間半弱で到着するから、茅ヶ崎の塾から東京事務所に出るのとあまり時間的には変わらないかも。
もう少しリーズナブルならなおいいんだが・・・


今日の講座は、塾の先輩である中田市長のお話。
お忙しい中われわれ後輩のために割いてくださった貴重な時間だった。
中田先輩の信念を持ったブレない強さは本当に見習いたいと思う。

2006年09月06日

ようやく

ようやくレポートがひとつ終わった。
何度も書くが、なかなか大変な作業だ。

今回結局選んだテーマは「石原莞爾の思想」。
彼と彼の思想が当時の日本とその後の日本にどのような影響を与えたかを論じてみた。


次は「国家観」のレポート。
これからテーマを決め、また執筆に移らないと。

2006年09月22日

タクシー研修

2dc3c142.jpg今週はずっと浜松交通タクシーにてタクシーに乗車させてもらった。

二種免許のない私はもちろん助手席。

何の目的かというと、タクシーで街を走り街の地域や地勢を知ること。
タクシーというのはやはりいろいろな場所を走るから、どこにどういうものがあったり、人はどの辺に集まっていたりと、いろいろなことが見えてくる。

そして運転手さんの話やお客さんの話を聞いているのもとても興味深い。

この一週間で今まで見えなかったものが見えた気がする。


もともとこの研修方法はアメリカの経済学者などが利用している方法。
経済学者もその街のことを知るためにタクシーに乗せてもらうことをするらしい。

研修ではなくても、タクシーの助手席から見る景色は、なかなか新鮮だった。

2006年09月30日

提出書類

政経塾では10月に中間審査会というものが行なわれます。
2,3年生がこの半年間に行なってきた実践活動の成果を発表し、その内容を審査してもらうのです。
去年は1年生で先輩たちの苦労してる姿を見ていたけど、ついに自分も審査される立場になったんだなという感じです。

そんな感慨にふけっている場合ではなく、これに先立ち提出しなくてはならない書類がありました。
今日中が期限で、しかも期限を過ぎると審査を受ける資格もなくすというシビアなもの。

今ようやく終わった・・・


思えばいつも期限に追われているような気がします・・・
大学時代の卒論、修士のときのレポート類、修士論文、政経塾のレポートなどなど。
忙しい中でやるべきことをこなしていくのは確かに大変だけど、なるべく計画的に前もって課題に取り掛かる習慣を身につけなくてはいけないと、これまたいつも提出を終えた後に思います。


それにしても、この「です」「ます」調にはなかなか慣れません。
なんかここんとこブログを書くたびに苦悩しています。
これからあんまり気にしないで書いていくので、いろいろな調子が混ざっていても気にしないでください。

2006年10月04日

久しぶりの塾

昨日から久しぶりに茅ヶ崎の塾に来ています。

一年生も研修でいない塾はほんとに静かだけど、身も引き締まる。

ずっと塾にこもっている一年生の間は、先輩がそういっているのも理解できなかったが、やはり自分も活動の場を塾外に移してみて初めて実感する。

jukushu


今日は塾長と塾頭と相次いで面会し、塾にいたスタッフの方とも久しぶりに話す機会があった。昼は高松先輩と食事。
これからOBの先輩と少しお話しさせていただいて、また浜松に戻る予定。


そういえば昨日の夜、ある勉強会の帰り道に偶然高校時代の友人M上に会った。
終電の時間にちかくあまり話せなかったけど、弁護士としてがんばってるようだった。
また一杯やりたいもんだ.

2006年10月14日

審査会と100k行軍が迫ってきた

来週から松下政経塾で中間審査会が行われます。
これまでの活動を報告し、審査してもらうというもの。
そのため昨日から塾に来ています。


昨日はあきる野市で市議会議員をしているH先輩と久しぶりに食事。
いろいろと市政について熱く語ってもらいました。
H先輩の選挙に泊り込みで入らせていただいていたので、いろいろと懐かしい話もあり、いい時間でした。


来週月曜日火曜日の審査会の後は、政経塾恒例の100キロ行軍。
一年生にはぜひがんばって完歩してほしい。
私は今年は一年生のサポート。
去年先輩たちから受けたサポートのありがたさを、この時期になると思い出す。

2006年10月15日

おでん屋

昨日は審査会の準備のあと、先輩後輩とともに湘南のおでん屋に。
なぜか湘南におでん屋が並ぶ「おでんセンター」がある(正式名称かどうかは不明だが、タクシーの運転手さんはこう呼んでいた)。

そのなかの一軒で某有名人も来ることがあるという「ひげでん」に行って来た。

ウェブでの評判どおりおいしいおでんをいただいたけど、やっぱり男4人カウンターに並んで食べると非常に話がしづらかった。


明日はいよいよ中間審査会。
20分間で自分の志やこれまでの活動などを発表する。
またこれから発表の準備に取り掛からないと。

2006年10月19日

いよいよ出発

月曜日火曜日と二日間にわたった中間審査会も無事終了。

審査員の方からの厳しい質疑に何とかディフェンスを試み、結果はなんとか(条件付)合格。
無条件合格に点数が届かなかったものの、こうして厳しいご指摘やご意見を伺うことは本当に重要なことだと思う。
お忙しい中審査に来てくださった審査員の先生方は、フィードバックも丁寧にくださり、本当に勉強になります。

その中でも、上善は水の如しという老子の有名なお言葉を頂戴した。
水とは丸いものに入れば丸くなり、四角いものに入れば四角くなる。
そして、低いところに進んで流れていくが、それでいてとてつもないパワーを持っている。そういう生き方を心がけなさい、と。
身に染みるお言葉だった。


さて、あと1時間後には後輩たちが100k行軍に出発する。
さすがに緊張してきたようだ。
ここぞというときにはしっかりと気合を入れて、困難に立ち向かっていってもらいたい。

全員完歩を祈念しつつ。

2006年10月23日

100キロ行軍が終わって

木曜日金曜日に行われた政経塾恒例の100k行軍。
一年生8人と去年参加できなかった2年生1名は全員そろって完歩した。
しかもみんな去年に比べると速いペースでゴールし、さすがに元気だなと、去年タイムリミット10分前くらいにゴールした私は感心した。

わいわいとしゃべりながら歩くチーム、一人ひとりいろいろなことを考えながら歩いているだろうチーム、それぞれがそれぞれに、いろいろなことを学んだようだった。
今朝の朝礼でも、一年生のN田塾生も100キロからの学びを所感で発表していた。

思えば私も去年、この100k行軍から考えるところが多かった。

そしてなにより、この100キロを歩ききって初めて松下政経塾生になった気がしたし、また100キロを歩ききったことがあるということは、その後いろいろな場面で自信になっている。

そして今年は、私はサポートをさせてもらったが、そこから学ぶことも多かった。
去年サポートしてもらいながら歩き、今年はそのサポートの立場にたって違う角度から研修を見ることができた。
まさに万事研修。

今後の政経塾の研修も、いろいろな視点から見ていけるようにしたい。

2006年10月26日

合同研修もおわり

731a2d09.gif合同研修が終わり、もろもろのアポを済ませ、昨日の夜浜松に帰ってきましたが今日はてんてこ舞いの一日でした。
やることが山積みです。

一つ一つしっかりとこなしながら、そして一つ一つ考え決めていきながら、とことん前進していきたいものです。


中間審査会の時の写真をようやく取り込んだのでアップしておきます。

2006年11月08日

持つべきは

今日は政経塾でのミーティング。
これまでの研修についてと、今後の活動内容について塾側と話し合いをし、確認した。

いよいよ今後の活動方針が決定したという感じだ。


そしてミーティングのあと一つ上のT塾生の部屋へ。
詳しくは書けないが、いろいろなアドバイス、具体的提案をいただいた。

そしてその後は、小田原のK塾生と酒を呑む。
一年生のS、K、I、N塾生もわざわざ小田原まで一緒に来てくれ、ともに酒を呑み、個別活動の内容や今後のこと、塾のあり方などを議論した。


持つべきものは、やはりこうしていろいろと一緒に考えてくれる同志である。
政経塾では、こうしたいい同志に恵まれた。

2006年11月26日

壮行会

0cb00e5c.jpgそして決意表明会の後は、先輩や後輩が壮行会を開催してくれた。

それぞれに専門は違うし、問題意識や志は一人ひとりが強烈な個性とともに持っている。
だから誰一人としてまったく同じ問題意識を持っている塾生はいない(似ている場合はもちろんある)。

しかし、日本をよくしたい、人類の繁栄幸福と世界の平和に貢献したいという想いは共通している。
その仲間たちとともに過ごせた塾生時代は本当に濃密な時間だった。

そして、一足早く塾での研修を離れ実践の場に向かうわけだが、こうした想いを共有する仲間がいることは心強い。

塾生のみんな、ありがとう。