今日からは何日かに分けて、カンボジア観光のススメを書いていく。
多くは以前友人宛に発行していたメール版「ボジア通信」からの抜粋だけど、一部変更があるかもしれない。基本的にはあまりガイドブックには書いてないところを中心に書くつもり。
最近は日本人旅行者も増えてきて、バックパッカーや長期滞在の旅行者達も増えてきた。それはそれで悪いことではないけど、所謂日本人旅行者のたまり場とされている場所で児童売春なんかの情報交換をするのはマジでやめてほしい。日本人として非常に恥ずかしい、つうか、そういう奴らは来なくていい。これについてはまた今度改めて書くけど。
そして、そんななかで物知り顔の人たちが「カンボジアっていうのはさぁ」なんて語ってるのをよく耳にするけど、私に言わせてもらえば軽々しくそんな風に語ってもらいたくない。私がアンコールの壮大な風景と内戦の爪痕が混在するカンボジアを思うとき、一言では語れないものがある。私が回収を進めている小型武器の蔓延もあり、また児童買春などの深刻な社会問題も内包しているカンボジアである。
このブログを見て、カンボジアについての一つの見方ができたり、カンボジアをもっと知りたい、カンボジアに来たい、と思ってくれる人が増えることを願っている。
まず第1回目は、アンコール遺跡群の説明から。
1.アンコールワット(寺の都市):
いわずと知れた世界遺産。写真では見たこある人も多いと思うけど、やっぱり実物を見ると少なからず感動する。
友達が来るたびに行くことになるからもうかれこれ7,8回は行ってると思うけど、毎回やっぱりすごいと感じる。
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2.アンコールトム:
世界史かなんかで、アンコールワットとセットで覚えた記憶があるけど、こっちに来るまでほとんど認識はゼロだった。
アンコールワットが寺なら、アンコールトムは王宮を含んだ街みたいな感じ。でかい都市という意味。中心には王宮があって、その周りには戦争に勝って帰ってきた兵士が通る門とか、負けて帰ってきた兵士が通る門とか、宴会する場所とか、寺とか、そういうのが散在してて、かなり広い。
このアンコールトムの中にある「バイヨン」という遺跡も日本人好みでおすすめ。上の写真はバイヨンにある「クメールの微笑み」の一部だけど、戦争から疲れて帰ってきた兵士達をこの京唄子似の微笑みが癒したそうだ。
ちなみに、シェムリアップ周辺で歩き方を小脇に抱えて歩いていると、ソムローイ(金くれ)の子供達が群がってくる。それ持ってるから日本人だろ、とカンボジアの子供達にもあの青さはかなり有名。そして子供達はよく日本語も覚えてる。「お兄さんこれ1ドル」とか、「おねぇさん綺麗、これ1ドル」とか声かけてくる。たまに「お兄さんこれTシャツ?」とか「お兄さん、これハガキ?」とか質問系で話しかけてくる子供達もいるけど。
そして買うそぶりがない私たちの横を欧米人が通り過ぎると「ミスター、this is $1」となる。こういう子供達とのふれあいもなかなか楽しいものがある。
欧米人で思い出したけど、プノンペンの空港でビザをとることができるんだけど、申込用紙を出す時写真を一枚提出するように求められるんだけど、写真を持ってない人はパスポートの顔写真をカラーコピーして代用してくれるのが慣例となっている。
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そして首都プノンペンについて。
せっかくカンボジアに来たら、プノンペンにも是非寄ってほしい。カンボジアにくる外国人旅行者の中で、日本人旅行者は圧倒的に多くて(1位)いいんだけど、最近はバンコクとかから直でシェムリアップ(アンコール遺跡があるところ)に入って、プノンペンに寄らずに帰る人がほとんどらしい。
別にとりたてて旅行者にとって楽しいスポットがあるわけではないけど、カンボジアという国を理解するにはプノンペンを見るべきということと、カンボジアの発展のためにカンボジア政府もいかに旅行者をプノンペンまで引き入れるかを真剣に考えないといけないと思う。
1.キリングフィールド:プノンペン市内から車で30分くらいのところにある処刑場跡。
ポルポト時代に虐殺の舞台となったところ。
私自身は全く霊感はないが、行ってみると気のせいか重い雰囲気があって、ちょっと気が滅入るくらい。
掘り起こされた人骨も展示されてて(どう見ても祀るというより展示という感じでかなり悪趣味)、当時の人の持ち物とかも置いてある。「かわいそう」とか「ひどい」とかいう前に「すごい」という言葉しか出てこない。そのくらいすごい。
それから、死体を放り込んでおいた穴が掘り起こされたまま残ってて、かなり乱暴に「ここに100人」とか「ここに400人」とか立て札がある。
そして、一本の大木には「この木に子供を打ち付けて殺した」と汚い字で書いてある。
収容所にある絵によると、ポルポト派の兵士が強制収容した子供の足を持ってその木に頭を打ち付けて殺したらしい。あとは、一人が子供を空中に放り投げて、それをもう一人が空中で打つという、形容しがたい行為もしてたらしい・・・
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どちらの展示や写真を見ても、とても人間のする行為とは思えない。
なにがすごいって、俺らの感覚では虐殺とか聞くとせいぜい第2次世界大戦くらいを思い浮かべるけど、これがほんの20〜30年前くらいのことということ。だから今でもこの処刑場や収容所には近づけないというカンボジア人が多いということ。
でも、これは決してカンボジア人が残虐だとか、ポルポト派がおかしいとかいうことじゃなくて、戦争というものが引き起こした悲劇なんだよね。
戦争は人間をここまで破壊してしまうんだ、と痛烈に感じる。
やっぱり戦争はなくさなくちゃならない。
現実的に難しいところだけど、少なくとも戦争で被害にあう人を減らさなきゃならない。
ここに「事実上の大量破壊兵器」と呼ばれる小型武器を回収することの一つの大きな意味がある。
小型武器は、俺ら一般人でも簡単に手に入れられて、簡単に使えて、簡単に修理できるから長持ちする。小型武器は一般人が使えて、だから一般人に被害者が出ることが多い。
武器を持つことは、人間を凶暴にする。
武器が増えたら被害者が増える。
子供でもわかる理屈だと思う。
理性がある人になら武器は持たせていいというのでは、道理が通らない。
カンボジア人だって、タリバンだって、アメリカ人と比べて理性が劣ってるなんてことはない。今カンボジアには、50万丁以上の小型武器があるって言われてるけど、その数の小型武器をアメリカなり日本に持って行ったら、確実に国が崩壊するよ。
だから、小型武器を回収する。
こんな簡単な道理だからこそ、世界がもっとそれに目を向けなきゃいけないと思うんだよね。
なんか、小型武器の話になっちゃったけど、キリングフィールドに行くたびに小型武器回収の意志を固くする。
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