松下政経塾で学んだこと

2013.12.30

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松下政経塾とはどういうところなのか。

多くの方から、こうした質問をいただきます。

今の私が政治の現場から日本をよくしていきたいと考えているその原点は、
紛れもなく松下政経塾での自己研鑽の日々にありました。


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松下政経塾での在塾期間、本当に貴重な経験をさせていただきました。

1年目の集合研修の期間は神奈川県茅ヶ崎市にある塾施設内の寮で生活し、
人間を磨くことと志を確立することに重点がおかれます。

将来国家を担いうる指導者にふさわしい人間性を涵養し、人間観、歴史観、国家観を
多面的に捉え、その中で自らの志を確固たるものにしていくため、毎日自己研鑽の
日々を送りました。

2年目以降はその志をいかに国家のために実現していくかということを、それぞれの
活動のテーマと場所を見つけていく中で模索していきます。


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在塾期間を通して松下幸之助塾主の理念を学び、歴史や政治を学ぶだけでなく、
自衛隊での体験研修や営林実習などの現場実習や、書道・茶道・剣道・座禅などを
通しての精神修養、24時間以内に徒歩で三浦半島を一周する100キロ行軍など、
さまざまなカリキュラムを通して、自らとその志を磨くことに専念してきました。


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私は、志を実社会で実現していくために、研修2年目に早期終了させて
いただきましたが、その2年弱は自らとその志を何度も見つめなおし、
本当に大切なことは何なのかを常に考えてきた貴重な時間でした。

そして、その志や問題意識について、同じように志を持った仲間たちと、
時には酒を呑みながら、時には激論しながら切磋琢磨して
きたことが、今の私の志を太く確固たるものにしている原点です。

松下政経塾における自らの志の練磨の中で、私は物事を見るときに
そのものだけを見るのではなく、まず自分の内面に取り込み自らの志に
照らしながら見るように努力してきました。

そのなかで物事の本質を見極めることをひとつの課題として自らに課して
研修してきました。


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まだまだ未熟で、とてもすべての物事の本質を見極められてはいませんが、
そうした意味で「いまだ研修中」という気持ちを忘れずに、どういう立場でどういう
場所にいても自らを磨いていきたいと考えています。

この松下政経塾での研修において培った人間観・歴史観・国家観や、そして
練磨し続けてきた自らの志と物事の本質を見つめる目というものを、自分の
ブレない軸としてこれからも持ち続けていきたいと思っています。

政治に必要なのは、こうした軸であると、私は確信しています。