北京での国連小型武器会議

2005.04.29

忙しさにかまけてまったく更新できなかった。
松下政経塾に入塾して約1ヶ月たったが、カンボジアから帰国してから引越しだなんだでまだまともに休んでいない気がする・・・
4月19日から21日にかけて、北京で小型武器に関する国際会議が開催された。
国連軍縮局、日本政府、スウェーデン政府、中国政府の共催で主にアジア諸国における小型武器問題についての会議であった。
本来、政経塾に入塾すると、1年目は必修の研修が多くなかなか外出することができないのだが、外務省からの依頼で出席することになった。
日本の小型武器対策専門家として、唯一の成功例としてのJSACのプロジェクトを紹介できたことは非常に有意義だった。
北京での滞在は、結局2日間だけになったが、見たところデモの影響もなく、治安もいたって良好だった気がする。
やはりマスコミがやや過剰に反応している面もあるのだろうと思う。
私たち日本人は昔からバイアスのかかった情報にさらされてきたけど、いまだにその傾向があってそれをきちんと捉えられてないなと感じる。
今回のデモはそれなりに重大なことではあるけれど、ああやって過激に反応してるのは一部の人間であることは間違いないだろう。
カンボジアでのタイ大使館焼き討ちと同様、ノリ的な側面も多分にあるはずだ。
それに乗せられて謝罪するだの、中国大使館に報復したりだのはあまり意味がないだけでなく、状況をさらに悪化させることは間違いない。
少し検索してみたら、現地にいる方の視点があったけど、やっぱ現地から見た視点というのはある程度信頼できるものじゃないかと思う。