カンボジアでゴルフする

2005.03.17

カンボジアに来てから2年ほどたってからゴルフを本格的に始めた。
最初は120もきれないようなゴルフをしていたが、一念発起して真剣に練習し、2004年のはじめには100をきり、夏には90の壁を越えた。
ここカンボジアには現在2カ所の18ホールコースがある(もう2コースが建設中とのことであるが、真偽のほどは分からない)。
池が多く芝の手入れが悪いため、日本に比べて非常に難しいコースであると、プノンペンゴルファーは自らのスコアを慰めている。
私は日本で一度しかゴルフをしたことがないけど、確かにこっちでゴルフをするとフェアウェイの定義、ラフの定義、グリーンの定義、そしてゴルフの定義を考え直さないといけない気がしてくる。
 


まずフェアフェイは芝がボロボロで、牛のウンコがあちこちに落ちている・・・
ラフは雑草ばっかりでまさにラフ・・・
グリーンは牛の足跡が付いてたり砂だらけ・・・
そしてよくコースを牛や通学中の子供が横切っていく。
そんな光景にももう慣れてきて、プレー中に牛が通りすぎるのを待ってたりするけど、よくよく考えてみるとこんなゴルフ、他の国ではあり得ない。
そしてゴルファーも。
カンボジア人でゴルフができるのは、相当経済的に余裕のあるお偉いさんだけだけど、彼らは「偉い」から仕事でもゴルフでも何でもありなのだ。
フン・セン首相はヘリでゴルフ場に来るし、他の奴らもティーショットを何度も打って一番いいショットを採用する、自家用カートで平気でフェアウェイを横切り横入り、ゴミはポイ捨て、タバコは投げ捨て・・・
文句言おうにも、周りは自動小銃を持ったボディガードで固めてる。
そんな光景にも徐々に慣れてきた。
偉い人たちのティーショットやり直しを待ちながら、日本でゴルフしたら相当気持ちいいんだろうなと、ふと思ったりする。
ちなみにプレイフィーは決して安くなく、40ドル前後。
公務員の給料の平均は月30ドルの国で。