カンボジアで武装勢力立てこもり事件

2005.06.17

久しぶりにメディアでカンボジアが報道されていると思ったら、シェムリアップで心が痛む事件がおきていた。
16日午前9時
カンボジアで武装勢力がインターナショナルスクールに押し入り、小さな子供たちを人質にとって立てこもった。
午後4時
結局武装勢力はカンボジア警察の特殊部隊が突入して拘束(2名射殺)。
2歳の子供が犠牲になった・・・
 


武装勢力は最初1000ドルの身代金を要求したらしい。
あとから3万ドルに引き上げたというけど、いくら物価が安く、民度も低いとはいえ、身代金目的で1000ドルとはありえない。
日本のニュースキャスターも「やっぱり貧困が生んだ事件ですね」なんて簡単に決め付けていってちゃいけない。
こんなこと俺が言っちゃいけないことだけど、パッと見、彼らが持っていた武器もブラックマーケットで買えば1丁200ドルくらいはする。
そんな武器や手りゅう弾まで用意して、しかも俺たちが武器を回収した地域で所持しているほどの彼らが、1000ドルほどのはした金のために6人で事を起こすわけがなかろうが。
やはり地元の人たちが言っていたように、働いていたレストランのオーナーの子供を誘拐しようとして失敗した、というとこらへんが実際のところなんだろう。
カンボジア人の恨みは深い。
ニュースでも少し流れていたけど、犯人たちに対する憎しみもその分強く、野次馬が犯人に暴力を振るうことも多い。
いずれにしても、なくなった子供の冥福を祈りつつ、カンボジアに早く本当の平和が訪れることを願いたい。
カンボジアよ、
君たちは暴力の文化から平和の文化への移行を誓ったんじゃなかったのか?
JSACの任務は依然大きいぞ、K田とひらK!