ものごとの捉え方

2007.10.24

昨日は久しぶりに県庁に。
医師不足対策プロジェクトチームの勉強会。
当局から説明を受けましたが、医師不足についてもまだまだ
勉強していく必要があります。
医師不足といわれています。
OECDのなかで、人口1000人あたりの医師の数が、日本は
なんとビリから4番目とのこと。
OECD30カ国の平均は、人口1000人当たり3.0人。
我が国は2.0人です。
しかし、ここで私は考えてみたいのです。
今現在、マスコミなどでも言われている「医師不足」とは、
こうしたデータによっているところが大きいとおもいますが、
このデータ上の医師の数というのはどのくらい重要なのか。
もちろん、医療現場の過酷な勤務状況などは改善していか
なくてはなりません。
医師である私の友人も、身を削って我々国民の健康を
守ってくれていて本当に大変そうです。
そのために、単純に考えれば医者の数を増やせば医師1人
あたりの負担は軽くなるかもしれません。
しかし一方で、医師の数は日本でも年々増えているし、
増えれば増えるほど専門化・細分化が進み、いつまでたって
も“十分”な医師を確保することは難しいかもしれない。
そもそも、十分な医師の数とは、いったいどのくらいなんでしょうか。
本当に医師の数が足りないのか。
医師の絶対数を増やせば、医師の偏在などが解決できるのか。
根本的な問題は、実は別のところにあるのではないかと
考えています。
医師が勤務する病院を選択するというのは、ある意味当然の
流れです。
一方で、すべての国民が医療を受けられる体制を整えることは
これもまた当然のことでもあります。
それでは、医師の偏在をどう解決していけばいいのか。
まだまだ勉強中で難しいところも多いですが、短期的に医師の
数をデータ上で充足させることよりも、国民が安心して医療を
受けられる社会を作っていくことが重要だと考えています。
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