日本に足りないもの

2007.06.16

14日に初議会があったことは先日のブログに書きましたが、その日の午後、議員研修会ということで、三井物産戦略研究所所長の寺島実郎氏を講師にお迎えして、お話を伺いました。
テーマは多岐にわたりましたが、研修会が1時間半という短い時間だったのが残念でした。
主なテーマは、いかに時代を読み解くか、ということ。
詳しくは書きませんが、現代の日本を取り巻く状況を、特にマクロ経済、国際政治経済の観点から独自の解説をしてくれました。
ロシアの再大国化、航空宇宙技術研究の必要性など、共感できる部分が多くあり勉強になりました。
その中でも一番心に残ったのは、
「日本というのは、技術や人材や資金など、いろいろといい物を持っているのに、本当に大きなビジョンを持って戦略を立てるのがへたくそ。
アメリカなんかは逆にいいものが自国になくても、それを世界から集めてしまう戦略を立てることができるのが強み。」
ということ。
曰く
「日本にはいい花がそろっているのに、剣山を持っていないから華を活けられずにただ寝かせたままになる」
まさにそのとおりと膝を打つ思いでした。
寺島さんというと、リベラルという括られ方が多いですが、いわゆる「革新」とは違うな、というイメージを持っていましたが、その一端を聞かせていただくことができた気がしました。
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