大阪都構想住民投票。そしてアメリカ大統領選挙。

2020.11.03

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こんにちは、衆議院議員の源馬謙太郎です。


11月1日に行われたいわゆる大阪都構想の住民投票は、前回に続いて反対多数となりました。コロナ禍の中行われた投票でありながら、62.3%という比較的高い投票率となったことは、大阪市民の皆様の自分達の街の行く末、とりわけ大阪市を解体することに高い関心があったことを示していると思います。

その結果僅差ではありますが民意が明らかになりました。今回の住民投票は議員や首長を選ぶ選挙と違い、自らの意思をそのまま投票する直接投票ですから、その民意は賛成側も重く受け止めていたのが印象的でした。

そして今日はアメリカ大統領選挙が行われます。こちらも直接民主制の投票と思われがちですが、実は選挙人の数を決めるいわば間接民主制による投票です。いずれにしても、アメリカ人の民意がこの選挙で示されることになります。結果は日本はじめ国際社会にも大きな影響を及ぼす大統領選挙ですので、しっかり注目していきたいと思います。

やはり、国民主権の民主国家では民意が最も尊重されるべきです。間接民主制は必ずしも完璧な形態ではないとも言われますが、全てを直接選挙で決めることはできないので、選挙において国民の民意を最大限反映できる手段とルールと手続きを担保することが重要です。

私はかつて、投票権の重みをより高めるために「自らの意思で例えば3回連続投票に行かなかったら、自主的に投票権を返上してもらえる仕組みなどはどうだろうか」とTwitterで発言したことがあり、たくさんのご意見とご批判をいただきました。

年々低下していく投票率に危機感を感じ、なんとか民意がより反映される仕組みにできないか、でも義務化は馴染まないのではないかという理由からでしたが、たとえ自主的であっても大切な権利を返上してもらえる仕組みというものが、国民主権の観点から考えたらどういうことを意味するのか、大切な権利を失わせることになるのではないか、という点に未熟ながら考えが至っていませんでした。

その点につき、多くの方からご意見をいただき、なるほどやっぱりそれは良くなかったなと考えを改めました。改めてその考えを撤回いたします。

民主主義の大切さは、人類が長い歴史の中で勝ち取ってきた大切な価値観です。諸外国を見れば、まだまだ民主政治を実現できていない国があります。政治家になる前にカンボジアで活動してきた中でも、その重さは十分に認識してきたつもりです。

昨年の国会でカンボジアで行われた総選挙について政府に質しました。総選挙前に与党が野党を解党して選挙を行い、結果的に全議席を与党が得た選挙について、欧米諸国が非難し支援を取りやめたにも関わらず我が国がこの選挙への支援したことについて、民主主義の価値観を持つはずの我が国の態度としていかがなものか、と議論しました。先般の香港の事案についても、日本政府は明確な態度を示しませんでした。

我が国は国内の民主主義を守るのはもちろんのこと、人権や民主主義の価値観を重んじるというメッセージを対外的にももっと打ち出していくべきだと思います。

引き続き、民主主義の価値観を守り、発信していきたいと思います。

 

それでは、また。

 

源馬謙太郎
源馬謙太郎(げんまけんたろう)プロフィール
衆議院議員 静岡8区(立憲民主党)。 1972年浜松市生まれ。成蹊大学卒、Centre College卒後、American Univ. 大学院にて国際平和と紛争解決学修士号取得。帰国後、小型武器問題専門家としてカンボジアでプロジェクトを立ち上げ12,000丁の武器を回収。 松下政経塾を経て後静岡県議会議員を2期務めた後衆議院総選挙に立候補。次点で惜敗。比例復活まであと270票の悔しさをバネに、2017年初当選(比例東海)
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