教員の早期退職希望

2013.01.25

埼玉県での100名を超える教員が早期退職を希望しているというニュースが話題になっています。

確かに教職員であっても生活は当然であるわけで、民間では普通に行われる早期退職がなぜダメなのかと言われるとそれもまったくデタラメとは思いませんが、子供を教える立場の教師が自らの退職金を増やすために担任までやめてしまうということは個人的に歓迎すべきこととも思えない。

善悪の判断をつけるのは難しい問題かもしれませんが、今回一番印象的だったことは上田知事が述べたとおり、「どちらにしても非難は受けるから今決断した」ということ。

確かに4月まで退職金の減額を伸ばせば、ほとんどの教師が生徒に迷惑のかかりにくい学年末まで早期退職しなかったでしょう。
しかし、実施を4月まで伸ばせば39億円の費用がかかるということで、なぜ先延ばしにするのだとの批判も出たはずです。

だからリーダーである知事が決断をした。
知事の見識に基づいて正しいと思われる判断をされたのだと思います。


結局、政治家は決断をしていく責任を負っています。

TPPも原発も経済政策もそう。
有権者に嫌われないように決断を避けてきたこれまでの政治から脱却しなくてはいけません。





— Gemma Kentaro from iPad