日本の大学はランキングを上げよ!

2016.09.23

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台風16号が通過した後も相変わらずの雨模様が続いています。
こんにちは、げんまけんたろうです。

昨日、イギリスの教育専門誌による恒例の世界大学ランキングが発表されました。
「東大、アジア4位に後退。英世界大学ランキング」(朝日新聞ニュース)


記事にもある通り、日本の最高学府といわれる東大が43位、京大は88位という結果。アジアの中でもシンガポール国立大、北京大、清華大の後塵を拝する悔しい結果となっています。
50位以内にようやく1校なんです。

大前提として、他にも指標はたくさんありますしこのランキングが正しい評価だとかそういう意味ではありません。
それでも日本で一般的な偏差値による入学試験の難易度を重視するよりははるかに意味があるランキングだと言えます。

記事によると、


このランキングは各大学の教育環境や研究への評価、論文の引用数など5分野13指標の評価で決められる。


とのことです。

タイトルで誤解を招いたかもしれませんが、ランキングを上げるというよりも日本の大学の質を抜本的に高めていかなくてはいけないと強く思います。

■ ■

私は日本の大学を卒業し、その後アメリカの大学の3年に編入し、卒業後大学院に行きました(直接大学院に行けるだけの成績と英語力が不足していました…)。
そこで感じたのは、学生の圧倒的な学ぶ姿勢の違いです。
私の周りいる友人は、日本の大学時代もアメリカ時代も遊ぶときは大いに遊んでいましたが、アメリカでの友人たちはいざ授業中、いざ論文の作成、いざ試験前は人が変わったように真面目になります。アメリカでは下手したら簡単に退学になったりしますからね。
そしてそもそも学びたいから大学に通っている学生が多い。

留学生を増やす


そして留学生も多い。

私は日本の大学に、もっとたくさんの留学生を受け入れるべきだと思っています。
今は、アジア諸国からの留学生はたくさんいるけれども、欧米諸国からの留学生は圧倒的に少ないです。
留学生がどういう大学に行きたいかは、やはり『いい大学』です。特に欧米からの留学生は、自国で学べないものを求めて留学するわけです。
いい教育環境が整っていて、いい研究が行われていて、いい教授がいて、いい学生が集まってくる大学に行きたいと考えます。

このランキングはただの一つの指標ですが、この分野だったら日本の〇〇大学だよね、日本の△△大学の教授の授業をどうしても受けたい、そう思われるように質を高めていかなくてはなりません。
そういう大学ならランキングでも順位はどんどん上がっていくはずです。

留学生が増えるということは、日本のファンを増やすということでもあります。
日本で学び生活した留学生の多くが日本のファンになって自国に帰ってくれれば、外交上の大きなアドバンテージになります。

我が国は、どうしても内向きになってしまいやすいところがありますが、どんどん海外の優秀な人材も招き入れて、日本のファンを増やすためにもグローバルな視点で大学制度も変えていかなくてはならないと考えています。

■ ■

気になるランキングはこちら。
私の母校はイマイチの結果で非常に残念…。でも愛校心はたっぷりです。

それでは、また。

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源馬謙太郎
源馬謙太郎(げんまけんたろう)プロフィール
維新の党静岡第8選挙区支部長・元静岡県議会議員(2期)。

1972年浜松市生まれ。成蹊大学卒、Centre College卒後、American Univ. 大学院にて国際平和と紛争解決学修士号取得。帰国後、小型武器問題専門家としてカンボジアでプロジェクトを立ち上げ12,000丁の武器を回収。
松下政経塾を経て後静岡県議会議員を2期務めた後衆議院総選挙に立候補。次点で惜敗。比例復活まであと270票でした。引き続き国政目指して政治活動中。