住民投票条例案は新たなステージへ

2012.10.05

先ほど静岡県議会総務委員会において、第133号議案いわゆる浜岡原発の再稼働の是非を問う住民投票条例について、集中審査が終了し、採決が行われました。

結論から言えば、全委員が原案に反対。
原案は否決されました。

反対の理由は、やはりこのままでは実施できない不備が法的にも執行上も多数あること。
これが一番大きな理由でした。
しかし加えて「今」再稼働の是非を県民が判断するに足る状況にあるのか、という点も大きな争点になり、参考人への質疑も主にここに焦点が当たりました。

私は、採決に先立って討論をさせていただき、自らの意見を表明させていただきました。
原案は否決だけども、この委員会審査を踏まえて、今度は県議会全体で議論し16万の民意をどうしたら具現化できるか考えていく必要があると。

住民投票を実施するにしてもその時期をいつにするのか、市町へのお願いとその主体性をどう担保するか、など、議論をさらに深めていく必要がある論点がこの委員会審査を通して明らかになりました。
この委員会での審査を通して、本会議終了まではまだ時間がありますから、静岡県議会全体で真剣に向きあって、議論を深め、いかに16万人の署名された県民の意思を具現化できるかを考えていかなくてはなりません。 

それだけこの16万という数は大きいです。

この委員会審査で終わりでなく、これからは本会議にステージを移し、静岡県の未来のために議論を深めていきます。