なかなか見えない県議会の中身

2012.02.14

間もなく静岡県議会も二月議会が始まります。平成24年度の当初予算を審議する大切な議会です。
我々議員は議会が開会して、ハイどうぞと大量の議案や予算を突きつけられても十分な審議ができないということもあり、事前に説明を受けます。
これは賛否両論あるところではありますが。
その説明の際に、今回は私はどうしても容認できない議案が出てきました。
それは何かというと、少子化対策のために県が婚活事業を行うというもの。
就職の際の親への説明会然り、こういう甘えと依存を増長するようなことは行政はやってはいけないのだという信念がありますが、しかもその内容に驚きは倍増。
なんと、異性とうまく話せない人たちを対象にコミュニケーションスキルアップの講座を行うということ!
なぜ県がそんなことをしなきゃいけないんでしょうか?
当局の説明は、少子化を解決しなくてはいけない、子供を産んでもらいたい、そのためには結婚だ、結婚できない人の中には上手に話せないから結婚できないという人かいる、だからやるのだ、というロジックでしたが、そんな風が吹けば桶屋が儲かる的な話ではないんです。
そもそも、結婚したいと思えるようにということでしたが、そんな事業に応募してくる人たちは、もともと結婚したいという気持ちがあるんです。
しかも、民間がいくらでもやっていることです。
当局は、いやいや民間は金儲けのイメージがアフから敬遠するけど、県がやれば安心感がある、と。
おかしなことをいってはいけません。
民間のは行かないけど、県がやってるならいく、なんて人はどれだけいるでしょうか?
散々議論し、なんとか中身を検討し直すことになりました。
よもやそのまま議会に諮られることはないと思いますが、もしそのまま出てきたらとてもじゃありませんが賛成はできません。
しっかり議論してまいります。
Gemma Kentaro from するぷろ for iPhone