静岡県議会では今日か

2010.10.29

静岡県議会では今日から決算特別委員会です。



平成21年度の決算を、特別委員会ですべて審議します。

県の決算は膨大な為、期間はおよそ1ヶ月で、開催日も15日ほど。



これからしばらく、かなり県庁に通うことになりそうです。



今日は初日ということで、監査委員、議会事務局などの決算についての審議でしたが、先に公表された県の過去の不正会計について質疑が集中しました。



そもそも、監査というのはこうした不正を防ぐ為に存在するのではないか、今後どういう改善策を講じていくのかを質問しました。



現実問題として、こうした不正は監査が見つけなくてはいけないわけですが、限られたスタッフですべての帳簿に目を通し、業者の帳簿とつき合わせてチェックするのは不可能に近く、しかし一方でそもそも不正をなくせば監査自体が限りなく小さくなることが望ましい姿でもあるわけです。



不正経理がなくなるのがもちろん第一義であり、それを目指していくべきですが、監査は監査でチェック機能をしっかりと果たしていかなくてはなりません。





同じ会派の県議があるマスコミ関係者から「チェック機能は議会が果たすべきで、今回の不正経理を見逃したのは議会の責任もあるのではないか」と言われたようですが、これは少し違いますね。



我々議員はもちろん県の予算がどう使われたかをチェックしなくてはいけませんが、膨大な帳簿をそろばんを弾きながらチェックするのは議員の仕事ではありません。



まさに、今回参加しているような決算特別委員会などで予算執行をチェックし、県政の方向性を示すことが、求められているのだと考えます。



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源馬謙太郎 GEMMA Kentaro