そのまんま宮崎県知事

2007.01.24

先週の日曜日に行われた宮崎県知事選。
今週はどこのマスコミでも話題になっていますね。
どういうことを政策として訴えていたのか私は詳しくわかりませんが、「タレントなのに普通の選挙運動をしていた」とか「タレントを使わなかった」とかいういわば「姿勢」が評価された、との評が多いようです。
しかし、日本の政治はこれでいいのでしょうか。
タレントなのに意外と普通だったとか、そういうことで知事が決まってしまう現状は、何かおかしいんじゃないかと感じます。
それが理由ではなく、東国原知事が目指している県の姿が共感できるとか、訴えている政策がいいとか、そういう理由であれば何の問題もないと思うが、ほんとに宮崎県の20何万人の人が東国原知事に宮崎県の未来を託したいと思ったのかどうかはなはだ疑問といわざるを得ません。
政治家としての「姿勢」はとても大切です。
実際宮崎県のひとたちも、政治の不祥事には嫌気がさしているのだと思います。
汚職とは無縁そうな人を選ぶ、人がよさそうな人を選ぶ、
その気持ちはなんとなくわかる気もします。
しかし、政治家に必要な資質とは何でしょうか。
いい人度っぷりやお金ではないはずです。
それはひとつの前提であるべきで、その上に何があるのか、ではないでしょうか。
政策力も大切。
発想の豊かさも大切。
人望も必要。
いろいろな資質があるけれど、もっとも大切なのはその志だろうと私は思います。
どこにどういう問題意識をもって、何を成し遂げたいのか、そういうことが大切なことのはずです。