秋田4歳児殺害事件

2006.11.14

秋田で起こった痛ましい事件の犯人が捕まった。
またしても実の母親・・・
多くは書かないが、なんか日本はおかしくなってしまっていないだろうか。
親が子を殺したり、子が親を殺したりすることは、どう考えてもあってはならないことのはずだ。
それがなぜこうも頻発してしまうのか。
おそらくその背景には、いろいろな問題があるだろう。
母親が働きに出るようになり子供が家族と過ごす時間が少なくなったこともそうだろうし、ネットやメディアによる子供に対する望ましくない外的影響もあるだろう。
しかし、一番の根本は、われわれ日本人の意識の中から、「公」の意識が欠けてきてしまっているからではないだろうか。
言い換えれば「共同体」の意識。
国や地域に対する意識もそうだが、もっと身近にブレイクダウンすれば、それは家族への共同体の意識である。
そんな、大切なものを今の日本人は考えることがなくなってきたのではないだろうか。
戦後、憧れのアメリカを闇雲に追いかけてきた日本。
ゆがんだ解釈のままの「個人主義」や「自由」がかっこいいと、思わされてきたところがあると思う。
「絆」や「伝統」などというとダサいという風潮が確かにあった。
ここら辺で日本は改めて進むべき道を考えるべきである。
もう、誰かが決めてくれたルール(憲法も然り)に則って、触れたくないものには蓋をしてやり過ごし、何か起きたら場当たり的に対処していく今までのやり方ではだめなのだ。
日本という国家として何を大切にし、どういう国にしていくのかをちゃんと考えていかなくてはならないと思う。
みなさんはどう思いますか?
自殺の連鎖や、親子間の殺人は、どうしたら防いでいけると思いますか?
日本人はこのまま、自分たちで自分たちの国のあり方を考えるんじゃなくて、誰かに任せて適当にやっていけばいいと思いますか?