「『武士道』解題」

2007.05.06

選挙前から、本を読む時間がまったくなくなっていました。
GWということで、浜松祭りに振る参加していたわけですが、それでもなんとか読書をする時間を作ることができました。
読んだのは、李登輝台湾前総統の「武士道」解題。
5106M0QS52L__AA240_.jpg 李登輝前総統の著書を読んだのは初めてでしたが、文体も読みやすく、何よりもその知識の幅広さに驚かされます。
前総統がクリスチャンなのは有名ですが、新渡戸稲造の「武士道」をキリスト教哲学やドイツ哲学、仏教(特に禅)など、さまざまな知識を総動員して多角的にまさに解題しています。
そして本書は全体を通して、我々日本人に対して「もっと誇りを持って、しっかりしてくれ!」というメッセージを強烈に発しています。
武士道に存在した「公に奉ずる心」を、今の日本人は忘れてしまっているのではないか。
武士が大切にした「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」「克己」はどこにいったのか。
リーダーが果たしていかなくてはならないノーブレスオブリージュを、武士道のDNAを受け継ぐ我々日本人、特に政治家は取り戻していく必要があるのだと、改めて考えさせられました。
読みたい本、読まなくてはいけない本が山積みです。
最近は本屋にいっても買いたい本が多すぎて、全部読了する時間がないことが惜しまれます。
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