命のメッセージ展

2006.05.17

d8284cce.jpg今衆議院議員会館では、命のメッセージ展が開催されている。
今日、空いている時間をつかって見に行ってみたけど、あれはやばかった。
高校の体育祭で悔し泣きした以来人前で泣いたことがなかった私があやうく泣きかけた。
というか、ほんとに泣いちゃいそうで全部見れなかった。
命のメッセージ展とは、交通事故や医療事故、リンチ、強盗などによって無念の死を遂げてしまった人たちの写真によって命の大切さを訴えるというもので、写真とそこに添えられた文章が悲しすぎる。
しかも等身大のオブジェと本人の靴が展示されていて、子供の靴なんかみたら不覚なことに涙を堪えるのが精一杯だった。
とくに飲酒運転よる事故が目立ったけど、驚くのはアルコールの量が規定より少なかったりしたら被害者が亡くなっても罰金三十万円というケースも結構あるということだ。
たった三十万…。
やりきれないを通り越し、頭が悪いとしか思えなくなってくる。
国のことを考えれば、ただ被害者の立場だけで物事を見るべきでなく、国民が加害者側になってしまったときのことも考えなくちゃいけないというのは事実だと思う。
しかしそれでも整理できない人間の感情というものがあり、それは大切にしていかなければいけない。
政治はまさに人の気持ちを社会に体現していくものだと思うから。