浜松へ

2006.05.25

突然だけど、6月3日に浜松に拠点を移すことにした。
日本に帰国してから一年間茅ヶ崎で過ごしてきたけど、2年になって自分の活動拠点を定めるにあたって、生まれ故郷の浜松に移ることにした。
松下政経塾は1年次は全寮制で主に塾内での研修を行う。
そして2・3年次にはそれぞれのテーマをそれぞれの活動拠点で深めていく。
私の専門とする分野は外交と安全保障で、テーマは「自立した世界観を持った真に強い日本の創造」「日本と日本人の公の意識」であり、これを浜松からどう深めていくかは大きな課題である。
政経塾での研修の肝は、こうしてテーマについて悩み考え続けていくことにあると思う。
このテーマと問題意識への考察をより深めながら、これをどう地域の問題に落とし込んでいくかということが今後の活動の柱となる。
一年次の座学を中心とした集合研修は、真剣に考え取り組んでも、ただいい子にして言われたとおりに講義を受け言われたことをしているだけだったとしても、一年間経てばそのまま終わってしまうものでもある。
誤解を恐れずに言えば、今日は何をして明日はどこに行く、など、何も考えなかったとしても、研修という時は自然に流れていってしまうのである。
すべては自らの気の持ち方しだいであり、主体的にどう取り組むかにあるが、なかなかそこの差は現れにくい。
しかし、そういう受動的な気持ちでいれば、たとえ上辺の評価が高かったとしてもそれだけの器で終わってしまう。
これからはそうはいかない。
すべてが更地であり、そこにレールを敷いていくのは自分しかいないのだ。
これからがまさに正念場である。
ふんどしを締めなおして研鑽に励みたい。