知事の答弁

2009.02.19

さて、今日も議会では各会派の代表質問でした。

各代表者の質問は、45分間の時間があるので多岐にわたりますが、どの議員も知事の政治姿勢についての質問をしていました。

 

少しまとめてみます。

 

☆今回の空港問題における知事の責任問題

知事は、今回知事と担当副知事の給与を30%カットするという条例を提案しています。

つまり、それが知事の責任の取り方である、ということです。

知事の「行政的責任」をその懲戒でとるというのはわかるが、 「政治的責任」は別にあるのではないか、という質問に対し、「自分ではこれが責任の取り方だと考えている。これ以上の責任を取れというのであればリコールでも不信任案でもあるだろうからそうした場合は受ける」という答弁でした。

どうせこの条例を否決することなんてできないだろう、という宣戦布告とも取れる思い切った発言でした。

 

☆5選について

6月に任期満了を迎える4期目の知事ですが、5選に望むつもりなのか、という質問に対し、「まだまだ県のお役に立てると、主観的には思っている。それが許される状況なのかどうかをなるべく早い段階で見極めて判断する」という答弁。

つまり、出る気満々ですね。

もちろん、選挙に出るということは最終的には個人の判断ですが、政治家たるもの、まずは社稷のためかどうかを考えてほしいものです。

本当に県のリーダーを5期20年も同じ人がやることが、静岡県のためになると知事は考えているのでしょうか?そうお考えなら、許される状況かどうかなんて関係なく、挑戦されるべきです。

結局周りの状況を見るということは、5選挑戦は個人的な思いといわざるを得ません。

 

☆定額給付金について

知事は定額給付金について「よい政策だとは思わない」という発言を繰り返していましたが、結局もらうのか、という質問に対して、「使う。しかも給付金が消費税になるくらい使う」という答弁でした。

私は今回の定額給付金は愚策だと思っています。

給付金の額と給付の対象のバランスや、実現のスピードなどに不備がありすぎます。

私はだから、この給付金は反対です。

反対するけど貰うものは貰う、というのは私の感覚からすると美しくありません。

民主党として、会派として、地方議員の対応というのはまだどうするか決まっていないようですが、私はそう思います。そして、ニュースを見ていても思うのですが、政策には反対だけどお金は貰う、ということを普通に言ってしまう人が多いことに少し驚きを隠せません。日本人の考え方は、違ったんじゃないかなぁと感じます。

もちろん、それだけ経済が厳しく、生活が厳しいことは重々承知しています。

だから、誤解のないように申し上げますが、「みなさんも貰うべきじゃない!」といっているわけではもちろんありません。

 

取り急ぎここまでにしておきます。

これから浜松に戻って、会合二つ参加します。

 

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