2大政党制と小選挙区制
2010.05.07
イギリスの総選挙の投票が終わりました。
7日朝現在、まだ開票されていませんが、出口調査では保守党が第一党になるも過半数に届かず、首相の失言がニュースとなった労働党は大幅に議席を減らし、躍進が期待された自由民主党が意外に伸び悩む、という結果が出ています。
日本の政治は、イギリスの2大政党制を目指すモデルとしてきました。
そのイギリスで、2大政党制に一石を投じる結果が出ていることに、私も感じるところが多々あります。
2大政党制と小選挙区制がセットになると、政権交代は行われやすくなりますが、政治家個人の資質はあまり関係がなくなります。
なぜなら、小選挙区で政党対政党の戦いになるため、政党が掲げる政策をいうだけになりやすいからです。
どんなタマ(選挙用語で候補者を指します)でも、政党のいうことさえ言っていれば、それで大方勝敗が決まるわけです。
郵政解散選挙や先の政権交代選挙がわかりやすい例です。
私はですから、中選挙区制度にし、政治家個人が持っている哲学や理念、特徴や政策を戦わせ、政治家が資質を高めることが重要であると思っています。
現在のみんなの党への支持率アップも、結局は民主党か自民党かという選択肢に限界があると感じている有権者が多いからではないでしょうか。
党ではなく、この人に国の行方を託したいという選択をしているのであれば、これだけみんなの党への支持が広がるとも思えませんし、みんなの党の政治家個人に期待しているわけではないと思います。
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