5800人の命をどう救うか

2007.04.20

地震が頻発しています。
能登半島沖、三重県と続き、東南海地震に繋がる恐れはないかと心配されています(専門家によると直接の因果関係はない、とのことですが)。
静岡県は、常に東海大地震の危険性にさらされています。
大規模地震が起これば、5800人の方が命を落とすとされている試算もあります(東南海地震が明け方に起き、かつ・・・という条件の下で)。
いざというときに備えて平時から備えをできる限り整えておくことが重要だし、いざ起こってしまったときには冷静に対応することも劣らず重要です。
まさに久坂玄瑞の言ったように「有事如無事、無事如有事」です。
つまり、災害が起こる前に何をしておくべきか、そして起きた時には何をすべきか、をしっかり確立しておくことが必要です。


そんななか、県職員の訓練が行われました。
抜き打ちの訓練で、30分後に参集した職員は42%だったそうです。
防災局が定める基準を上回っているものの、昨年より3ポイント下回ったこの結果をどのように分析するかは、あまり意味のないことです。
県職員は、それぞれ可能な限り全力で参集しただろうと思いますし、実際に災害が起こったらもっと参集が困難になることは自明のことです。
それでは、40%を下回るであろう人員でどういう体制を作り、どういう対応をしていくのか。
そうしたことをこの結果から導き出す必要があると思います。
防災を含め危機管理は静岡県にとって最重要課題のひとつです。
議会の場でも徹底的に議論をしていきたいと思います。