建国記念「の」日

2007.02.13

一昨日の2月11日は、建国記念の日でした。
もともとは「紀元節」であった建国記念の日。
神武天皇が即位された紀元前660年1月1日を祝う日です。
明治5年に政府が旧暦1月1日を紀元節としましたが、旧正月と重なり国民の混乱を避けるため、この旧暦1月1日を新暦に換算し、2月11日という日に決定したそうです。


しかし、計算方法はともかく、建国記念「の」日、という呼び方はどうなんでしょうか。
戦後この紀元節をめぐった議論が国会で行われたとき、日本社会党がこの「建国記念日」の制定を「戦前回帰、保守反動の最たるもの」と非難・反対したため成立せず、「の」を入れれば単純に建国したことを祝う日、ということで妥協して成立しました。
なぜ建国記念日という呼び方をすると戦前回帰になるのかまったく理解不能です。
国会では、いまだに柳沢大臣の発言が取りざたされています。
この発言に対する議論も、少なくとも国会の場ではもうやめてもいいのではないでしょうか。
どうも大切なこととずれている気がします。
今日もいろいろな方とお話させていただきましたが、女性の方もいまやこの発言をチクチクと攻撃する野党のあり方に憤っている方が多かったです。
本当に大切なことを真正面から議論する。
私はいつでもそういう芯のとおった政治を行っていきたいと思います。