痛ましい事故に心が痛みます

2012.04.16

桜が咲き誇る春の京都で悲惨な事故が起こりました。
突然命を落とされた7人の方々と怪我をされた方に心からお見舞いを申し上げます。
事故を起こした運転手はてんかんの持病を持っていたということですが、それが原因だったかどうかは未だ不明。
しかし免許の更新の際に持病を明らかにしていなかったということですから、いずれにしてもここには過失がありました。
こうした事故や事件が起こるたびに、なんとかこれを防げなかったかという議論が起き、政治や行政が何かすべきでなかったかとの議論がなされます。
しかし、本質的にはやはりすべてを行政で何とかせよというのはムリがあります。
すべて行政で何とかするということは、それだけコストが掛かり、それだけ税金もかかるということです。
コストを掛けてでも行政がなすべきことは何なのか、これがいわゆる「大きな政府」「小さな政府」の議論の根本になります。
ここはハッキリと私達も認識しておかなくてはいけない。
私は基本的には「小さく賢い政府」であるべきで、民間の活力を最大限に活かしていくことが重要だと考えていますので、何でもかんでも政治が行政が、という考えには反対です。
しかし、こうした痛ましい事故が起こらないように、今回の原因は何だったのか、防ぐ手立てはなかったのかはしっかりと検証して、国民がその教訓を生かしていくべきだと思います。
改めまして、被害にあわれた方のご冥福をお祈りいたします。