県警はこう答えます
2008.07.04
委員会での審議も終わりました。
本会議での、質問内容まですべて通告してある
出来レースと違って、かなり真剣勝負ですから、
やりがいがありますね。
一日目の警察本部への質問と答弁の主なものを
記しておきます。
■県警退職者と採用者数について
○政令で決まっている定員に対し、現場の実情はどうか?
→警察官一人当たりにつき630人の県民という計算
になり、増員を希望する。
■少年非行概況について
○全検挙数に占める少年の割合は減少しているが、
一方で成人の割合が増加しているということは、
数年前に少年だった世代の再犯が多いということか?
→平成18年度の成人検挙者1,778人のうち、再犯は838人で
47.1%に上る。
■外国人犯罪について
○県警が出しているデータは、検挙された外国人を国別に
しただけです。これを見ると、たとえば全体の37%をブラジル
人が占めていて、いかにもブラジル人の犯罪率が高いように
見えるわけです。
しかし、在住登録している数との相関データを提示してもらった
ところ、ブラジル人の犯罪は774.6人に1人のところ、中国人は
452人に1人、韓国人が497.5人に1人と、かなりイメージとは
違うということがわかります。
県警には、こういうデータもしっかり県民に示し、特定の外国
人のイメージをミスリードしないようにすべきだ、と提案しました。
■後部座席シートベルトについて
○みなさん、後部座席でシートベルとしてますか?
これもデータがおかしいんですよね。
県警の出すデータは、
「後部座席の死者・重傷者では75%がシートベルト非着用」
というものですが、これ、そんなに重要なデータでしょうか?
道路交通法が改正された以降はともかく、普通に75%くらいの人が
シートベルトしてなかったのが現実ではないでしょうか。
大事なデータは、事故にあった人のうち、何割の人がシートベルトを
着用していて、そのうち何人が死亡・重傷だったか、だと思います。
→県警によると、事故にあわれた方のうちシートベルトをつけていたのは
34%ほど。
全体の1450人のうち、491人が着用、959人が非着用でした。
非着用が大体2倍ですね。
着用していて亡くなった方はゼロ。非着用での死亡者は1人。
重傷者は着用9人。非着用22人。
およそ2倍だそうです。
これをどう見るか、ですね。
後部座席のシートベルト着用が必要なのか、それとも思ったより
効果が少ないのか、こうしたデータを分析していくことが大切です。
■県境防犯に関する情報交換について
○愛知県と県西部で始めた情報交換について、他県とも
進める方針があるか?
→今すぐということはないが、検討していきたい。
■痴漢について
○メール一本で痴漢被害にあっていることを通報できる
システムがあったらいい、ということを、複数の女性から聞いて
いました。
警視庁は、事件の目撃情報などをメールで通報できるシステム
を運用しているので、そういう例を参考にして痴漢被害を
通報できるシステムが出来ないか?
リアルタイムにその情報が鉄道会社などにも伝われば、車掌が
見回ったり、車内アナウンスを流したり、次の駅で鉄道警察が
待ったり、活用方法がたくさんあると思います。
→現在、被害にあったことを事後的にメールで報告できる
システムはある。
ただ、こうしたシステムは重要であるので、今後研究していく。
■学校裏サイトについて
→現状県警が把握している裏サイトの状況は以下のとおりだそうです。
小学校:84サイト
中学校:421サイト
高校:419サイト
■振り込めサギについて
○未遂ケースのうち、防止に役立った情報はどのくらいあったか?
→未遂情報1,400件のうち、直接防止に役立った情報は6件。
口座情報に関する有用な情報26件。
■浜松東警察署について
○現在浜松市東区および南区を管轄する浜松東警察署は、
中区にあるが、将来的な移動の予定はあるか?
→管轄区内に移動することが望ましいと考えるが、現在の
建物が平成元年に竣工されたため、すぐには移動できない。
耐用年数は35年目安のため、おそらく平成35年から40年
ころになるのではないか。
■データ分析について
○データ分析を県警内のみでやっているが、犯罪被害者情報
や捜査情報に関係のない、たとえば交通事故に関するデータ
などに限り、外注してデータ分析をしてみたらどうか、と提案しました。
また文教関係については後ほどご報告します。
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