新たな副知事誕生の影で

2012.04.19

Facebookページでもお伝えしましたが( http://on.fb.me/eJ3Atm )、昨日は静岡県議会の臨時議会が招集され、副知事2人が誕生しました。
企画部長などを歴任した大須賀氏と、国交省からきて交通基盤部長を務めた森山氏。
お二人とも知事の信任も厚く、また職員からも尊敬されている方々です。
この難局にある静岡県政の舵取りを担う川勝知事の両腕となり、大活躍してくださるだろうと期待しています。
しかしこの副知事人事については県民の皆さんにしっかりとお伝えしておかなくてはいけないことがあります。
ご存知のことと思いますが、知事はこのお二人を副知事に任命したいという提案を、さきの2月議会に提案しました。
しかし、これを自民党が反対し否決。
昨日まで副知事が不在という、異常な状態でした。
なぜ反対したのかは、我々にははっきりわかりません。
議会での反対討論を聞いていても、要するに副知事3人はダメ(当時は岩瀬副知事がいました)、最大会派である自分たちに事前に話がないとは議会軽視である、くらい。
しかし、2月議会の採決時点で岩瀬副知事は辞任しており、2人なのだから問題なかったはずです。
それでも反対し、今回も全く同じお二人の提案なのに賛成。
???
まったく意味がわかりません。
やはり後者の理由で反対したということなんでしょう。
つまり、事前に根回しがないと…
それが記者への返答にもあらわれていました。
知事もこれで議会の円滑な運営というものがご理解いただけただろうとの趣旨のコメント。
知事も、結局なぜ反対されたのかわからない、とコメントを出しましたが、今回の騒動は誰のためで、誰の利益になったのか、そして県民はそれをどう見ているのかを、我々議員は考えなくてはいけません。
そもそも、人事は知事の専権事項なんです。
事前に根回しなんて、県民はそんなことはどうでもいいと、私はきっと思っていると思います。
— Gemma Kentaro from iPhone —