県の借金、健全なの?

2010.11.08

連日決算特別委員会で県庁につめています。

朝から晩まで、缶詰めでなかなかのハードワークです。



しかし、県のすべての決算を、費用対効果や目標達成具合、外部の評価などを元に集中審査するため、非常に有意義です。



気になる点はいくつもあるわけですが、今日の経営管理部の答弁にはかなり不満足です。



静岡県は、県債残高およそ2兆円抱えています。

つまり、借金が2兆円あるわけです。

一方で収入は1兆円強。



県は、この借金の上限を相も変わらず2兆円に設定していますが、この額にどの様な妥当性があり、本当にこの額の以内なら了とするのかを質しました。



しかし、この額にはやはりまったく妥当性はないんですね。

しかも平成11年に設定した目標値。



この数値をクリアしていれば健全とは必ずしも捉えていないとの事ではありましたが、だったら目標とする数字も変えていかないと。



健全化に向けて、県は歳入アップだとの答弁がありました。

確かに経済成長させ、歳入を上げる事は重要な事です。



しかし、この危機的な財政状況を打破するには、まずは

「入ルを計りて出ズルを制す」

です。



支出から先に考えるから、借金はどんどん増えるというのは、一般家庭や民間企業なら誰でも知っている事です。



当局の方達はとても優秀で、きっと責任感も正義感も強い方ばかりだと思いますが、自分の家庭や会社が同じような状況でも同じように考えるでしょうか?



このままいったら、県も国も破綻してしまうと、私は危機感を持っています。

でも、きっとそのころには、今の当局担当者達は同じ部署にいませんね。



だから、県の50年先、100年先をみて責任を持たないのではないでしょうか?



だとしたらなお見通しは暗い。



財政の専門家の当局の方が立て板に水のような答弁をされても、私にはまったく納得がいかないのです。



このままじゃ、大変な事になってしまう!



引き続き、しっかり訴えていきます。





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源馬謙太郎 GEMMA Kentaro