美しい日本
2009.02.24
今日も相変わらず議会です。
今日は富士山静岡空港直下の新幹線新駅の話なども出て、ある意味聞き応えがありました。
さて、今日はある記事のご紹介をします。
月刊致知を購読しているのですが、その中の「美しい日本人の物語」という連載。
福岡県立太宰府高校の教諭である占部賢志氏の記事に心を打たれましたので、簡単にご紹介します。
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7世紀の白村江の戦いのこと。
結果的に我が国は白村江の戦いに敗れ、たくさんの兵士が捕虜として唐の長安に連行されましたが、この中の5人が唐がこの期に乗じて日本征服をたくらんでいるということを耳にします。
それを聞いた5人は、なんとかこれを母国に知らせなくてはいけないと思ったけれど、何しろ捕虜の身分ではお金もなく、帰国もできない。
そこで、そのうちの1人、大伴部博麻(おおともべのはかま)という青年が、「自分もみんなと一緒に帰国したいが、自分を奴隷として売ってその金で4人で日本に急を知らせてくれ」といって、4人は帰国し、国家の急を告げることができたという話。
奴隷となって一人唐に残った博麻は、その後30年ほどの歳月を耐え忍び、ようやく690年に帰国したそうです。
そして、その苦労を知った当時の持統天皇は、
「あなたが朝廷を尊び国を思い、身を売ってまでして祖国に忠誠を尽くしてくれたことに心から感謝する」という詔を下されたことが日本書紀に記されています。これを漢文でそのまま書くと
「朕喜尊朝愛国売己顕忠」
ですが、これが日本に愛国という言葉が出てきた最初だそうです。
愛国という言葉にやたら反応する人がいますが、こういう美しい心が愛国心というものだと思います。
こういう我が国の美しい物語を大切にしていきたいですね。
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