挫折を知っているということ。

2021.08.11

こんにちは。静岡8区の源馬謙太郎です。


 

私は2度選挙に負け、5年間浪人してきました。県議時代からあわせると、2勝2敗1比例復活です。

国会で仕事をさせていただいていると、順風満帆に生きてきたように思われがちですが(そういう人も実際多いですが)私は決してそういうタイプではありません。

県議をやめて衆議院議員選挙に挑戦したのが39歳。志のみで挑戦した選挙でしたが結果は惨敗。そこから苦難の日々を過ごすことになりました。

落選した途端、びっくりするくらい突然周りから人がいなくなりました。仲間だと思っていた人が連絡もくれなくなったり、現職の時は一緒に食事をしたりしていたのに、会っても無視する人さえいました。心が荒みました。

その上無職になるわけですから当然収入はゼロに。それでも支払いは今までと同じようにかかります。所得税や住民税は前年度の収入に対してかかることを、無職になって多額の税金の通知が来て改めて痛感し、途方にくれました。多額の借金も抱え、心も折れそうになりました。

その後さらにもう一度落選。比例復活まで270票足りず、涙を飲みました。ある先輩議員からは「君も頭が悪いね。勝てると思ってたの?」と言われました。

この2度の落選と5年の浪人期間は本当に長く辛く厳しい時間でしたが、私の人生の財産になりました。

つらい毎日の中でも、次の世代のために日本を今よりも少しでもよくしたい、地域をもっと元気にしたい、そのために今できることは何でもやろうと思い続けました。私は元来強い人間でも、恵まれた環境にいる人間でもありません。この気持ちが折れたらやめよう、志しかないけれどそれが薄れない限りは頑張ろうと思ってきただけです。

松下幸之助翁が私達松下政経塾生に残してくださった言葉に「成功の要諦は成功するまで続けることにある」という言葉があります。どんなに困難な道でも、成功するまで続けていればやがて必ず成功する、という意味です。安西先生(スラムダンク)の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と同じ意味合いです。

この言葉と、全国で同じように苦しい思いをしながら志をとげようとしている同志の存在、そしてそばでずっと支えてくれた人達のおかげでやってこれました。

挫折を知っていることは私の強みの一つだと思っています。

苦労せず国会に議席をいただいていたら、もしかしたら人の痛みや苦しみにもっと鈍感だったのかもしれません。

苦しい暮らしの中で税金の重みやその使い道への疑問を痛感したり、失敗してもまたチャレンジできる環境の大切さなど、政治に取り組む上で大切な視点を培うことができました。そして挫折を知っているからこそ弱い立場の方、今の仕組みで困難を抱えている方を救うことが政治の大きな役割だと考えることができるようになったと思っています。

世の中をうまく泳いだりすることは得意ではありませんが、挫折を知り、乗り越えてきた経験を生かし、よりよい日本のために全力で仕事をして参ります。

それでは、また。

 

源馬謙太郎
源馬謙太郎(げんまけんたろう)プロフィール
衆議院議員 静岡8区(立憲民主党)。 1972年浜松市生まれ。成蹊大学卒、Centre College卒後、American Univ. 大学院にて国際平和と紛争解決学修士号取得。帰国後、小型武器問題専門家としてカンボジアでプロジェクトを立ち上げ12,000丁の武器を回収。 松下政経塾を経て後静岡県議会議員を2期務めた後衆議院総選挙に立候補。次点で惜敗。比例復活まであと270票の悔しさをバネに、2017年初当選(比例東海)。第198回国会では国会議員ランキング三ツ星を獲得
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